賛否両論ある小学生からの「キッズ脱毛」ですが、前回はそもそもキッズ脱毛とは何か、受けられる施術と実際にどんな条件で施術を行っているのかなどを、サロンに聞きました。信頼できるサロンでは、親が先走っていないか、本当に必要かを子どもの気持ちを重視し、体調なども含めて十分に説明をしてからキッズ脱毛を行っていることが分かりました。

 疑問が残るのが、「リスク」です。

 そこでナビタスクリニック新宿の皮膚科医である近藤泰輔先生に、子どもが毛深くなる理由や、脱毛を行うリスクについてお話を伺いました。

【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 賛否両論のキッズ脱毛 増加は本当? 安全性は?
(2) 毛のう炎など感染症も キッズ脱毛以前にすべきこと ←今回はココ
(3) 低学年塾選びの前にすべきこと 先取り学習の注意点
(4) 3年生から始まる塾の選び方、見学のポイント

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

女子の毛深さは一時的なことが多い

 「自分が毛深いと、子どもも毛深くなる、あるいは毛深くなるのでは」と心配する保護者は多いと聞きます。とはいえそもそも毛深いことが悪いことというわけではありません。「毛は皮膚を防御する役割がありますから、毛が生えているのには理由があるんですよ」とナビタスクリニック新宿の近藤泰輔先生は言います。

 小学校低学年の場合、特に女子のほうが習い事などをきっかけに気にするようになるケースが多いと言われていることは前回お伝えしましたが、「女子の場合は成長とともにお母さんと似た体質になるだろうから大丈夫だよ、お父さんは男の人だから違うよと説明すると納得するケースが多いんです」と近藤先生。もちろん女子が必ずしも母似になるわけではありませんが、成長するにつれて女性化が始まると、毛の濃さは薄くなっていくことが考えられるわけです。

 また女子の場合、思春期になると一時的に毛深くなることがあるとも言います。「思春期になると誰でも性ホルモンの影響を受け、性ホルモンのバランスによっては、毛の成長が促され、体だけでなく顔の毛も多くなる可能性があります。その他にも、性ホルモンのバランスによっては、多毛、にきび、肥満になることがあります。ただし、多くの場合は一過性のものですので心配いりません」

 思春期前の小学校低学年の子どもの場合、こうした性ホルモンの影響は考えにくいのですが、ただし、以前に小児科医の成田奈緒子先生の記事(「睡眠不足の子に早過ぎる第2次性徴、低身長の恐れ」)にもあった通り、近年、睡眠不足が子どもたちの第二次性徴を早めてしまうリスクがあることが指摘されています。思春期に差し掛かる年齢より早くに毛深くなってきたなと感じる場合、子どもの生活習慣や、体全体の成長速度を観察してみる必要がありそうです。

<次のページからの内容>
● 毛深さの背景に内分泌障害? 病気、薬の副作用の関係は
● 脱毛の前にできることとは
● 子どもの毛、剃る前後ですべきこと
● 脱毛あとから細菌感染で皮膚病に!?
● 出力ミスでやけどのリスクも
● 「毛深い=恥ずかしい」ではない

次ページから読める内容

  • 毛深さの背景に内分泌障害? 病気、薬の副作用の関係は
  • 脱毛の前にできること──トリミング
  • 剃ったら保湿を十分に
  • 脱毛あとから細菌感染で皮膚病に!?
  • 出力ミスでやけどのリスクも

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