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「あと5分!」では急がない幼児 ピンとくる伝え方は?

出来事で時間の長さを感じる子どもたち/「5分」を具体的な出来事で伝える/親子で予定を立てることが時間について考える機会に/親のNGなマインド


共働きの親にとって時間管理はとても重要です。1日に何度も時計を見ては子どもに「あと5分で保育園に行くよ」「もう9時だよ、早く寝よう」などと声をかけていませんか? それなのに子どもはいつもマイペースです。子どもの中にはどんな時間感覚があるのでしょうか。人の時間の感じ方について、実験心理学の手法を用いて研究し、子ども向けの著書もある千葉大学大学院人文科学研究院教授の一川(いちかわ)誠さんに幼児がどのような時間感覚を持っているのか聞きました。

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「後でね」と言ってもすぐに「まだ?」と催促。どうして?

 子どもを時間通りに行動させることは難題です。公園で遊んでいて「長い針が6になったら帰ろうね」と約束したのに、いざとなると「もっと遊ぶ」とグズったり、テレワーク中に話しかけられ「あとちょっとで終わるから、5分待って」と言ってもすぐに「まだ?」と言われたりします。朝の支度時に親が「急いで、あと5分で出るよ」と言えばその場では行動を早めますが、目を離すと別の遊びを始めていることもあります。

 時計の読み方を習うのは小学校になってからですが、「時間」自体は保育園や家庭の色々な場面でなじみがあります。目に見えない時間というものを子どもはどう感じているのでしょうか。時間に合わせて行動してほしいとき、どのように言えば子どもに通じるのでしょうか。

 千葉大学文学部教授の一川誠さんは「子どもの時間感覚は大人と大きく異なっているため、親の言っていることがピンときていません。親の言い方を変える必要があります」と話します。具体的に聞いていきましょう。

よく言うフレーズを子どもがピンと来る言い方に変換すると?
(答えと解説は3ページで)


● あと5分しかないよ!→ 
● でね → 
● 今度ね → 
● もう少し待っていて → 
● 長い針が6になったら帰ろうね → 

次ページから読める内容

  • 「時計の時間」を使えるようになるのは9~10歳以降
  • 子どもは出来事の数で時間の長さを感じている
  • 時間の使い方を親子で考えることで何が得られるか

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