子どもの脳の発達などに必要な成分が、魚に含まれていることはよく知られています。しかし、実際には「わざわざ魚の骨を取り除くのが面倒……」などの理由で、週に何度も食べるのはハードルが高いのではないでしょうか? 今回は、そんなちょっと手間のかかる魚を、1歳から骨付きで食べている園児たちがいるという保育園で話を聞きました。

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(4) なぜ? 1歳でも魚の骨を自分で取って食べられるわけ ←今回はココ

魚嫌いの理由の1位は「骨がある」

 魚には、胎児や子どもの脳の発達に重要な成分が含まれています。「平成30年度 水産白書」(水産庁)によれば、青魚の脂質に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)等のn-3系多価不飽和脂肪酸を摂取した妊婦から生まれた子どもの知能指数は、摂取しなかった子どもに比べて高くなり、また、DHAを添加した人工乳を生後間もない乳児に摂取させると、網膜や視神経の発達が促され、発達指数や知能指数を上昇させると書かれています。

 しかし、一方で、日本人の魚の消費量は年々減少しています。少し前のデータになりますが、大日本水産会が2000年と2007年に「魚料理の嫌いなところ」について調査したところ、1位となったのは両年とも「骨がある(72.5%)」という結果であったことが分かっているのです。

 確かに、忙しい共働きの親にとって、魚を食卓に出すたび骨を取り除いて子どもに提供するのは、時間もかかりなかなか大変です。しかし、そもそも魚の骨は、本当に大人が取り除いてあげなければいけないものなのでしょうか? 東京都府中市にあるわらしこ保育園の主任保育士 橋爪優子さんは言います。

 「うちの園では年に一度、プールに約200匹のニジマスを放流して子どもたちがつかみどりをします。とった魚は串刺しにし、炭火で焼いてから丸かじりで食べています。もちろん、子どもの成長段階を見ながらではありますが、1歳にもなるとたいていの子は、普段の昼食でも大人が骨を取ってあげることなく自分で骨を出して食べています

 にわかには信じられないかもしれませんが、これも、日ごろの保育のたまものなのだといいます。しかし、まだ箸も使えない子どもたちが、一体、どのようにして魚の骨を取って食べているのでしょうか? また、大人がどのような働きかけをすることで、子どもが自ら魚の骨を取れるようになるのかも気になります。

 次のページからは、橋爪さんと調理師の大塚遼さんに、子どもが1歳から自分で魚の骨を取れるようになるポイントについてお聞きしました。

1歳から魚の骨を取れるようになる3つのポイント 1、子どもに、魚に●●という感覚あること。2、口の中にある魚の骨を、●●であると感じられること。3、しっかり●を動かし、●ができて骨を口から出せること。

次ページから読める内容

  • どのようにして魚の骨を自分で取り除いているのか?
  • 子どもの「快・不快」と行動をひもづけることが大切
  • 異物を自分で口の外に出すために必要なこと
  • よくかむから骨に気付けるし、丈夫な体に育つ

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