芸術の秋。運動会や遠足の様子を絵に描いたり、工作などのさまざまな制作物を作ったりする機会が増えているかもしれません。子どもはお絵描きや工作などの遊びをしながら、未来を生き抜くのに役立つ創造力や発想力を培うといわれます。親はその力をどう伸ばしてあげればいいでしょう。今回はお絵描きにまつわる疑問や、子どもの力を伸ばす声がけの方法について聞きました。

【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け】
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「汚す」ことから表現が始まる

 わが子が描く絵を見てほほ笑ましい気持ちになる一方、何が描いてあるのかよく分からない、一体どう褒めればいいの……? とモヤモヤした気持ちを抱いた経験はないでしょうか。特に、親自身がアートに苦手意識を持っている場合、上手に描けている子とつい比べてしまったり「うちの子はこのままで大丈夫なのか」と心配になったりするかもしれません。

 そもそも、子どもにとって「お絵描き」とはどのような意味を持つのでしょうか。そして、子どものお絵描きへの興味や個性を伸ばして自信につなげるために、親はどんな関わり方をすればよいのでしょう。以下の4つのお悩みについて、「芸術による教育の会」取締役GMの屋嘉部正人さんに聞いていきます。

子どもの絵にまつわるお悩み、ここが知りたい!

1、子どもの絵がぐちゃぐちゃ…何を描いている?
2、子が描いた絵、どう褒めたらいいか分からない
3、子が親にばかり描かせる。意味はある?
4、道具を渡してもあまり描かない子…絵が嫌いなの?

子どもの絵を理解するヒントや、可能性を伸ばす声がけの方法を、次のページから紹介!
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