⼤⼈からすると当たり前のことでも、⼦どもにとっては難しいということはよくあります。片付けにおいては、親目線で「こうしなさい」とやり方を強いてしまうことはあっても、意外と「⼦ども目線で⽚付けを考える」ことは難しいのではないでしょうか。 今回は、無印良品で⽣活雑貨500点の商品企画やデザインを⼿掛けてきた整理収納アドバイザーの⽔⾕妙⼦さんに、⼦どもが「⽚づけ」たくなる「簡単・楽ちん・⼿間いらず」な収納についてお聞きました。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 狭いリビングでも可能な、キッズグッズ収納のコツ
(2) 脱・収納ハラスメントで子どもの片づけ欲を刺激する ←今回はココ
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子どもには「物を片付ける」動機がない

⽔⾕家の⼦どもスペースで、⾃ら⽚付けをする⼦どもたち (6歳、4歳、2歳) 写真提供:⽔⾕さん
⽔⾕家の⼦どもスペースで、⾃ら⽚付けをする⼦どもたち (6歳、4歳、2歳) 写真提供:⽔⾕さん

 ⼦どもの「⽚づけられない理由」を考えたことがありますか? 整理収納アドバイザーの⽔⾕妙⼦さんは、まずはそこを考えることが⼤切だとして、「⼦どもにとってストレスのかからない収納であれば、⼀時的に散乱することはあっても⼦ども⾃⾝で⽚付けられます」と話します。

 「⼦どもが⾃分で⽚付けられないのは、ある意味当たり前のことなんですね。⼈には物を使う動機はあっても『使ったものを元の場所に戻す』という動機がありません。物を⽚付けるという⾏為は、実は、ものすごく理性的な判断のもとで⾏われていて、『次に使うときのために戻す』と考えたり、『スッキリ片付いていたほうが気分がいい』と感じられるのは、ある程度、未来への想像⼒が働くからできることではないでしょうか」

 実は、⽔⾕さん⾃⾝、⾼すぎる⽚付けのハードルを⼦どもに課して失敗してきた過去があるのだといいます。

 「⾃分ができるからと、大人目線で⼦どもの物を細かく分類して収納するよう求めてしまったんですね。私はあの頃の⾃分は『収納ハラスメント』をしていたと思っています。現在はその反省を⽣かし、⼦どもが⾃ら⽚付けたくなる収納を最優先に考えています」

 水谷さんが実践する「子どもが自ら片付けたくなる収納」は、3人の子どもたちを観察することから始まりました。そのポイントは大きく4つ。次のページからは、これらを一つひとつ詳しく解説していきます!

次ページから読める内容

  • すき間があると、中⾝が⼀目で分かりワンアクションで⽚付く
  • 片付けで身につく、子どもの「必要なものを選び取る力」

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