年長近くになると好きな子にラブレターを書く子や、「大きくなったら○○くんと結婚する」「○○ちゃんが好き」などと言う子も出てきます。見守りながらふと思うのが、こうした幼児の気持ちは大人と同じ恋愛なのか、それとも大人の恋愛とはまた別なのかということ。一方、中には好きな子に猛アタックを繰り広げる子もいて、見守る親がハラハラしてしまうことも。元幼稚園教諭でチャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美さんに、幼児の恋愛に対する親の受け止め方や見守り方について聞きました。

【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け
ほかの記事は下記でチェック!】

◆これまでの記事一覧はコチラ
◆2022年11月の記事はコチラ

子どもの「恋愛」への親の対応が、今後の親子関係に影響

 「『大きくなったら結婚したい』や『○○ちゃんが好き』という話は昔からありますよね。私が幼稚園に勤めるようになった30年前から、クラスの中にはかわいいカップルがいましたよ」と話すのは幼児教育を通して数多くの親子の「育ち合い」を支援してきた、チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美さんです。子どもたちの「恋愛模様」を見ているとしっかり相手を観察しているなと感心させられると山本さん。

 「単純に見た目が良い子も人気がある一方で、『それ違うよ』とフェアな意見が言える子、『みんなでこれをやろうよ』というような提案力がある子、さらに度量があってみんなを包み込む優しさのある子など、大人から見てもすてきな子が男女共にしっかりモテているんです」

 子どもたちは、大人の想像以上に相手をしっかり見て、気の合う子を見つけているようです。でもこれは大人が考える「恋愛」なのでしょうか? それとも人間関係の広がりの1つなのでしょうか? また山本さんによると、子どもがこうした「恋愛」を始めたときの親の対応が、今後の親子関係に影響することもあると言います。

 ここからは山本さんに、子どもの「恋愛」にハラハラしたり、対応を迷ったりしたという親の実体験に基づく質問に回答してもらいながら、幼児の「恋愛」とは何なのか、そして見守る親が取るべき対応、取ってはいけない対応について詳しく聞いていきます。

【こんな親の悩みに山本さんが回答!】

・娘の猛アタックにハラハラしていました。アタックのかいあり、相手の男の子が興味を持ってくれるようになったら、娘が「もう好きじゃない」とハシゴをはずしてしまい。あんなに仲良しだった2人は今、犬猿の仲に。親としてどこかのタイミングで介入してあげるべきだった?

・珍しく異性の友達と遊ぶ約束をしたわが子。何をして遊んだのか、根掘り葉掘り聞いたら「ママに話すとみんなに言うから話したくない」と怒られてしまいました

・子どもがキスしたという話を聞きビックリ。相手の子の親とそれほど親しくないので、どう話していいのか困っています

次ページから読める内容

  • ごっこあそび的な要素も
  • 子の猛アタックにハラハラ
  • ママに話すとみんなに言うから話したくない
  • 心に残るのは「信用されてない」という思い
  • 抱っこでの帳尻合わせができなくなる

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る