公園で楽しそうに子どもと遊んでいる親を見ながら「なんであんなに楽しそうなんだろう」「何を楽しめているんだろう」と不思議に思うことはありませんか? 「そもそも、もともと子ども好きだったわけではないので、遊びに付き合う時間がつらい」などと感じる親は、「子どもと遊ぶ」ということに対して、どんな目線を持てばよいのでしょう。上町しぜんの国保育園園長の青山誠さんに話を聞きました。

【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け】
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子ども好きな人だけが親になるわけではない

 わが子はかわいくても、一緒に遊ぶのは苦手という人もいるはず。公園で子どもと楽しそうに遊ぶ他の親を見て「いったい何を楽しめているのだろう?」と不思議に思ったり、中には「子どもとの時間を楽しめない自分はダメな親なのでは」と思ってしまったりする人もいるかもしれません。

 これに対して「子どもと遊ぶことが楽しめなかったり、苦痛に感じたりするのは特別なことではないし、ましてやそれでダメな親などということはまったくありません」と話すのは上町しぜんの国保育園園長の青山誠さんです。

 「鬼ごっこもかくれんぼも、お人形遊びも、全部親を誘おうとするお子さんもいます。ずっと子どもの相手をし続けなくてはいけないから、遊びの時間がつらい、と思ってしまう人は少なくありません。子ども好きな人だけが親になるわけではありませんし、親子の距離が近過ぎれば苦しくなるのは当然です

 実は保育士である自分自身も、一般的な「子ども大好き」タイプではない、と青山さんは言います。青山さんが、それでも保育士の仕事を楽しんでいるのは、子どもとの時間を楽しめる目線を心得ているからだそう。

 「子どもの安全が守れる範囲内で見守る必要はありますが、そもそも子どもと一緒に遊ぶのが楽しくない人が無理して一緒に遊ぶ必要はありません。親は『遊びたいわけではない』という立場にいていいのです。それでもその立場からでも、子どもとの遊び時間を楽しむことはできます」

 親子間の一定の距離を保つ方法や、「子ども大好き」でない親でも子どもとの時間を楽しめるようになるためのコツや持つべき目線について、青山さんにくわしく聞いていきます。

次ページから読める内容

  • 四六時中「ねぇ、ねぇ、ママ~。一緒に遊ぼう」はキツくて当然
  • 一定の距離を保つのに効果的なモノとは
  • 「子ども好き」でないのに保育士の仕事が楽しい理由
  • 子への理解が生み出す好循環
  • 幼児期ほど把握しやすい「切り取りポイント」
  • 親には親の興味が、子には子の興味がある状態が健全

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