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子どものいびき、病気のサインであることも 対処法は

睡眠時無呼吸症によるいびきは、そのままにしておくと心身の成長に悪影響が。いびきの他に注意すべき症状や治療法、家庭でできることを専門医が解説


子どもが寝ている間のいびき、気になったことはありますか? いびきをかくと、呼吸がしにくいために睡眠の質が悪くなっている可能性があります。子どもの「睡眠時無呼吸症」は就学前の年齢から発症することがあり、その症状の一つとして大きないびきが続いているケースも。いびきの原因や睡眠時無呼吸症が疑われる場合の対処法について、太田総合病院記念研究所 太田睡眠科学センター所長の千葉伸太郎さんに聞きました。

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アデノイドや口蓋へんとうの肥大などが原因

 「日本学校保健会の調査によると、小学1年生の約45%が時々いびきをかくとされています」と千葉さん。「いびきは、鼻から喉までの空気の通り道である上気道が狭くなることで、呼吸するときに生じている摩擦音。本来であれば子どもはいびきをかかないものですが、ほぼ毎日大きないびきをかく場合は、鼻か喉に何らかの異常があって呼吸がしにくくなっていることが考えられます」

 千葉さんによると、子どものいびきの原因としては、次のようなことが挙げられます。

<子どものいびきの主な原因>

・アデノイドや口蓋(こうがい)へんとうの肥大

アデノイドは鼻の奥の突き当たり、喉との間にあるリンパ組織で、外から入ってくる細菌を防ぐ働きをしています。口蓋へんとうは、口蓋垂(のどちんこ)の左右にあるリンパ組織。アデノイドや口蓋へんとうは3歳ごろから大きくなり始めて5~6歳ごろにピークへ達し、その後は成長とともに自然と小さくなることがほとんどです。こうした肥大は成長過程で見られる生理的現象ですが、必要以上に肥大することで気道が狭くなってしまうと、呼吸がしにくくなります。

・鼻詰まり
アレルギー性鼻炎や風邪により鼻詰まりが起きると、鼻の気道が狭くなり、鼻呼吸がしにくくなります。

・顎の骨格が小さい
顎の骨格が小さいと、もともとの気道の幅が狭いため、標準的な骨格の子どもなら問題のない程度のアデノイドや口蓋へんとうの肥大、軽度の鼻詰まりでも呼吸がしにくくなります。顎の骨格が小さい原因としては、家系的にいわゆる小顔であるなど遺伝的要因の他に、口をポカンと開けた口呼吸が習慣になることで顎の発育が遅れるといった後天的な要因も。子どものころにいつも口を開けたままでいると、下顎が下がった状態で顔の骨格が形成されてしまいます。すると、鼻腔(びくう)も気道も十分に発達せずに狭いままなので呼吸がしにくくなり、口呼吸がやめられないという悪循環を招きます。

・肥満
肥満のために、気道が狭くなることもあります。ただし、日本の子どもは比較的、肥満だけが原因で呼吸がしにくくなるケースは少ないといわれています。

 子どものいびきについて、次ページから下の内容について解説していきます。

次ページから読める内容

  • 大きないびきは「睡眠時無呼吸症」のことも
  • 呼吸がしにくい状態をそのままにしておくと、こんな悪影響が
  • 風邪の鼻詰まりか睡眠時無呼吸症によるものかを見分けるには
  • 重症の場合はアデノイドや口蓋へんとうを手術で切除
  • 「お口ポカン」をやめて鼻で呼吸する習慣を

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