昔と比べると外遊びで体を動かす機会が減ったと指摘されている中、今年はコロナ禍もあり、室内で過ごす場面も増えているでしょう。小学校受験準備のための「受験体操」を10年以上教えてきた福井秀明さんに、最近の4~6歳の子どもによく見られる課題や、それを解消するために家で心がけたいことについて聞きました。
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運動能力を伸ばせる場所は減っている
「近年、子どもたちの運動能力が低下していると感じています」。そう話すのは、「自信を育む体操教室」受験体操専門指導者の福井秀明さん。
福井さん自身は、日本体育大学体育学部卒業。アイススケート競技でインカレなどで活躍した経歴もあります。「子ども時代を振り返ると、自然の中を走り回って探検するなど、体を動かす外遊びを通して自然に基礎的な運動能力が育まれたと思いますが、今や都会ではそんな場所は減っています。公園は禁止事項が多く、遊具も減っていて、子どもの運動能力向上のために最適な環境が整っているとは言いがたい状況です。
4~6歳の頃は、本来ならじっとしていられなくて当然の時期。ところが、ちょっと動くとすぐに『疲れた』とへたってしまう子どもが結構います。筋力がないから、すぐに疲れてしまうのです」
運動能力は測りにくいものですが、4~6歳の子どもにはどの程度あることが望ましいのでしょうか。「4~6歳ごろは、同じ学年であっても早生まれなど生まれた月によっても発達程度は異なりますし、そもそも運動能力は個人差が大きいもの。他の子と比べて『あの子はできるのに……』という姿勢で親や指導者が接すると、子どもが運動嫌いになる可能性があります。
あくまでもひとつの目安ですが、例えば下記の動きができるか試してみてください。『できない=ダメ』という意味では決してありませんが、できないなら遊びや日常生活にそういう動きを取り入れてみよう、という視点で捉え、ぜひ取り組んでほしいと思います」
最近の4~6歳の子によく見られる運動能力の課題点や、それを解消するために家で日常的に心がけたいことについて福井さんに次ページから詳しく聞きます。
次ページから読める内容
- 階段を使わないことから弱くなる筋力
- あなどれないスキップやケンケンパ
- 子どもの運動能力を高めるには日常生活が重要
- 家庭でできる声かけの工夫
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