いつも仕事や育児、家事に忙しい共働きのママたち。保育園には、自分と同じように毎日時間に追われ、仕事や育児に悩んでいるママたちがたくさんいますが、困った時に「助けて!」と言えるママ友がいる人はそういないかもしれません。今回は、気持ちや生活を楽にする「困ったときに助け合えるママ友関係」の築き方を、達人ママたちに聞きました。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 達人ママ伝授 忙しくても可能な賢いママ友付き合い
(2) ママ友と育児をシェア? 発想の転換でワンオペ解消 ←今回はココ
(3) 子どものヘアカット 安全&あやしテクを美容師が伝授
(4) 女の子の涼しげボブ 自宅カットのコツ【動画付き】
(5) 気になる4~6歳の筋力や体幹 この動きできる?
(6) お受験しない人も知りたい 受験体操で伸びる力とは

ヘルプをちゅうちょする3つのストッパーとは?

 思いのほか打ち合わせが長くなり、気づいたときには保育園へのお迎えギリギリの時間。夫は会議で遅くなる日だし……。そんなとき、あなたならどうしますか?

 都内に住む須藤さん(仮名)は、「ママ友に連絡して、お迎えを頼みます」とさらりと言います。須藤さんの子どもが通っていた保育園では、ママ友同士がお迎えなどをサポートし合うことが珍しくなかったそうです。

 「まだまだ、お迎えはママという家庭が多いので、その負担をシェアするイメージです。送迎以外でも、体調を崩してダウンしたときには子どもたちを預かってもらったり、逆に、ママ友が仕事とワンオペ育児に疲れているようなときには、うちにご飯を食べに来てもらったりしていました。私は夫や親に頼れなかったので、すごくありがたかったですね」

 どのようなママ友関係を築くのかは人それぞれです。地域や保育園によっても傾向があり、「特に必要ない」「トラブルなく付き合っていければいい」と割り切っている人もいれば、須藤さんのように、「育児をしていく上では欠かせない存在」と考える人もいるでしょう。ただ、忙しい共働きの親にとって、「困った時に助け合えるママ友」がいることは、何かとメリットもあるはず。

 それでも関係の深いママ友づくりをちゅうちょするのは、「面倒なことを頼んだら引かれるのでは?」「迷惑はかけられない」「距離が近くなると、何かとトラブルもありそう」というストッパーが発動するから、というのもありそうです。今回は、それらを払拭するママ友付き合いの方法について、達人ママたちにアドバイスしてもらいました。