仕事に子育て、家事に忙殺される中で、イライラしたり、自分の人生を生きている気にならなかったりしませんか? 心の疲弊ともいうべきストレスは、「自分の時間」を持つことでしかなかなか解消されません。

では、そんな「自分時間」はどう作ればいいのでしょうか? 自分時間を持つことができている3人のママの事例を通じて、その工夫やテクニックを学びます。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 心のゆとりを生む「自分時間」の効用と作り方
(2) 「私はこうして自分時間を作った」ママのマル秘テク ←今回はココ
(3) 紫外線、虫刺されから子どもを守る 夏の肌対策
(4) あせも、お尻かぶれ、とびひ…肌トラブル対策

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

夫に頼れないママが自分時間を作り出した方法

【Aさんの場合】

 Aさんは、第2子が1歳3カ月のときに育休から職場復帰し、時短を取得しながらIT関連企業で働いています。

 夫は仕事が忙しく、平日はほとんど家事や育児に協力することができません。休日は掃除や料理などの家事をしてくれますが、おむつ替えや着替え、食事、お風呂、寝かしつけなど基本的な子どもの世話はすべてAさんが担当。そのため、夫に長時間子どもを預けるのが難しい状況です。

 夫に頼ることができないAさんが自分時間を持てるようになったのは、下の子が保育園に入った1歳過ぎの頃でした。Aさんは平日ほぼワンオペという状況の中、どのようにして自分時間を確保し、どんな過ごし方をしたのでしょうか? そこには、「3つの工夫」がありました。誰でもやり方次第で取り入れられる、そんなアイデアです。

写真はイメージです
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<次のページからの内容>

● 3人のママの「自分時間捻出」のポイントまとめ
● 保育園行事で取った有給休暇はフル活用
● 平日はごはんを作ったら夫とバトンタッチして外出
● 夫が家事をできていなくても決して怒らない
● 土曜日は家事を一切せず、全力で遊ぶ