子ども一人を育てるのに最低でも必要な金額は1000万円台ともそれ以上とも言われています。まだ、あまりお金がかからない乳幼児期は正直ピンときませんが、習い事を始めると「やっぱり高いな」と感じる人もいるのでは。これから先どのような教育費の現実が待っているのでしょう。そして今からどんな対策が可能なのでしょうか。ファイナンシャルプランナーの八木陽子さんに話を聞きました。

【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け】
(1) 頼もしくも悩ましいママ友 今どきの距離の置き方は
(2) 「ランドセル選び」は子がリスクを取る貴重な経験に
(3) ごっこ遊び 親は苦痛でも子どもの知的発達面で大事
(4) 教育費は時間が最大の味方に 未就学期を逃さない ←今回はココ

月5000円でも15年ため続ければ90万円に

 保育無償化により、3歳児クラス以降は保育料もかからず、まとまった教育費がまだそれほどかかることがない未就学児期。「意外とやっていけそう」と思い、中には「余裕があるから」と習い事をいろいろと検討している家庭もあるでしょう。

 しかし、ファイナンシャルプランナーの八木陽子さんは、未就学児を育てる家庭に対し「教育費の現実を知り、余裕のある今のうちから準備してほしい」と話します。

 「わが家には大学生の長男と、中学受験を終えたばかりの中1の長女がいます。そんな私が実感しているのは、教育費が文字通り『飛ぶように』バンバンと出ていく現実です。

 例えば中学受験に関して言えば、小3、小4の最初の頃は塾代も月1万~2万円台と、無理なく払える範囲内に設定されています。これが小6になり『これ以降は突き進むしかない』という時期になると一気に膨れ上がり、夏期講習だけでも20万円近くかかるケースもあります。

 わが家の場合、必修ではない講習やオプション講座などはなるべくそぎ落としてきましたが、それでも小6の1年間で塾代だけで100万円以上かかりました。交通費や外部模試、個人で購入した参考書などの費用を含めると、さらにかかっていると思います。塾から勧められる講習を受講したり、苦手科目の克服にと家庭教師をつけたりした場合、1年間で300万円近くかかったという家庭もあります。そして私立中学合格後も入学金・授業料と休む間もなくお金が飛んでいく生活が、大学卒業まで約10年間続きます」

 教育費は、早いうちからの対策が必要で、最大の味方が「時間」だと八木さん。

 「明日100万円用意するのは無理でも、15年かけて月5000円ずつためればそれだけで90万円用意できます。これこそが時間のバリューです」

 ここから未就学児を育てる家庭が、時間を味方につけて、今から取り組むべき教育費の準備方法について八木さんに詳しく聞いていきます。

【八木さんおすすめの時間を味方につけた教育費のため方】

・「コツコツため」の敵は「複雑に考える」こと
・教育費をためるのにおすすめなのは「○○○○○○型終身保険」や欠点がない「○○○○○○」
・投資信託も、○○があれば怖くない!
・2023年末で廃止のジュニアNISAが今なぜ人気?

次ページから読める内容

  • 「コツコツため」で大学学費の半分はいける
  • 「教育費向き」の積み立て方法5選
  • 投資信託も長期ならばそれほどリスクは大きくない
  • 廃止決定のジュニアNISAが注目を集めている理由
  • 家庭の方針も大事

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