週末、保育園のお友達やママ友・パパ友の子どもなど、わが子と近い年齢の子ども同士で遊ばせることがあると思います。しかし、幼児というのはともすればオモチャの取り合いなどでけんかになりがち。そんなとき、どうすればいいのでしょうか?

 前回に引き続き、保育士として10年間の公立保育園勤務を経て、現在は執筆、講演、ワークショップなどを行っている“保育士おとーちゃん”こと須賀義一さんに、子ども同士で遊ぶ際の注意点やトラブル時の対応、ちょっとした小技について聞きました。一番よくないのは「親の過干渉」ということですが、どういう意味なのでしょうか?

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 梅雨は水と遊ぼう 知性と感性を育む「泥んこ遊び」
(2) 雨の日は室内で手作りおもちゃ&運動遊びを
(3) 保育園児の週末は“詰め込み”よりリラックスを
(4) 休日のお友達遊びは、ケンカをしても見守って ←今回はココ

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

子ども同士のトラブル、親の介入は最低限に

 小さな子ども同士の遊ばせ方について、相談を受けることはとても多いです。まずお伝えしたいのは、子ども同士の関係において、親の介入はできるだけ少ないほうがいいということ。けがにつながるような事故だけは防げるように遠目に見守る、という姿勢でいることがとても大事です。

 例えば、子ども同士でモノの取り合いをした場合。わが子が他の子のオモチャを取ったら「返しなさい」と叱り、逆に相手の子がわが子のオモチャを欲しがったときは「貸してあげなさい」と言ったりしていませんか? でも、子どもからすればどちらの立場でも自分が譲ってあげないといけなくなる。公平とは言えない話ですよね。

 実は、これは相手の子どもの気持ちに寄り添っているわけではありません。相手の親に「オモチャを取ってしまって(あるいはオモチャを譲ってあげられなくて)申し訳ない」と配慮する気持ち、つまり親の気持ちが強く反映された行為なのです。それでも子どもがオモチャを渡さなかったりすると、「ダメでしょ!」とわが子を過剰に叱ってしまうこともあります。これは子どもが「自分よりも○○ちゃんのほうが大事なんだ」と、心がとても傷ついてしまうので、これも避けてほしい行動です。

 では、子どもがモノの取り合いを始めた場合、親は一体どうすればいいのでしょうか。

 止めたくなる気持ちはとてもよく分かるのですが、この場合はそのまま子ども同士で取り合いをさせたほうが、実はどちらの子どもにとってもプラスです。介入するのは、事故につながるような危険な行為のときだけ。それ以外は、取ったり、取られたり、ちょっとしたけんかになったとしても、実は子どもたちはそこで学びや気付きを得るのです。

<次のページからの内容>
●強い子には強い子なりの、弱い子には弱い子なりの学びがある
●注意ではなく肯定によって学習させる
●公園の砂場で、他の子に砂がかかっている。そのとき親は?
●子どもを預けるとき、預かってもらうときの注意点
●もし、激しいケンカになってしまったら

次ページから読める内容

  • 強い子には強い子なりの、弱い子には弱い子なりの学びがある
  • 公園の砂場で、他の子に砂がかかっている。そのとき親は?
  • 子どもを預けるとき、預かってもらうときの注意点
  • もし、激しいケンカになってしまったら

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