今年も早くもランドセル商戦が始まっています。親子にとってランドセル選びは楽しいイベントでもある一方で、子どもが奇抜な色やデザインのランドセルをほしがる場合、学用品ということもあり抵抗を感じる親もいるでしょう。こうした場合、親の意見はどこまで主張してよいのでしょう。また、どのような伝え方をするとよいのでしょうか。ランドセル選びについてサイタコーチングスクールを主宰する江藤真規さんに話を聞きました。

【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け】
(1) 頼もしくも悩ましいママ友 今どきの距離の置き方は
(2) 「ランドセル選び」は子がリスクを取る貴重な経験に ←今回はココ
(3) ごっこ遊び 親は苦痛でも子どもの知的発達面で大事
(4) 教育費は時間が最大の味方に 未就学期を逃さない

大事なのは自分で決めたという事実

 「キラキラビーズで、キャラクターが描かれているランドセルがいい」「戦隊レンジャーっぽいシルバーのランドセルがほしい」……。子どもが奇抜なデザインのランドセルをほしがった場合、親は「6年生になる前に嫌になってしまうのでは」などと不安に思うかもしれません。ランドセル選びに、親はどのようなスタンスで臨めばよいのでしょう?

 「ランドセル選びは就学に向けた楽しい準備の一つですよね。特にランドセルは高価で買い直しができないものであるだけに、親が口をはさみたくなる気持ちは分かります」と話すのは子ども教育の専門家で、子育てコーチングスクールを主宰する江藤真規さんです。

 江藤さんによると子どもによって、自立度も家庭の方針も大きく異なるため、ランドセルは「絶対にこう選ぶべきだ」というスタイルはないそう。

 「親が選んでプレゼントとして与えるのでも、子どもに選ばせるのでもどちらでもOKだと思います。ただ、自分でランドセルを決めることが子どものためになると思う場合は、子どもに選ばせることをおすすめします」

 江藤さんによると、子どもが選ぶ際に、「6年生になって幼稚なデザインを持つのはかわいそう」と親が先回りして心配するのは過保護で、大事なのはどのランドセルを選ぶかではなく、自分で決めたという事実だそう。「自分で決めたこと」にはどういう意味があるのでしょう。また、ランドセルも学用品の一つである以上、キャラクターの絵柄がついているものや、派手すぎる色のものなどはどうしても抵抗があるという親に向け、親の意見の伝え方などについても詳しく聞いていきます。

次ページから読める内容

  • 大事なのは「自分で決めた」という実感
  • 親がどうしても避けたい色やデザインがある場合
  • 子どもはプロセスの中で成長する
  • 自分らしく生きていくために必要な力

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