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年齢別特集/保育園

保育園児の週末は“詰め込み”よりリラックスを

子どもだって保育園で疲れている? 週末は親も子もゆったりスケジュールに


 平日は毎日保育園に通わせているけれど、週末は親と過ごしますよね。でも最近は、習い事や保育園の友達同士の遊びなど、お休みもスケジュールでいっぱいというご家庭もあると思います。それは本当に子どもが望む休日の過ごし方なのでしょうか?

 週末の生活リズムや習い事、就寝時間など、平日とは違う1日をどう過ごすかについて、保育士として10年間の公立保育園勤務を経て、現在は執筆、講演、ワークショップなどを行っている“保育士おとーちゃん”こと須賀義一さんに聞きました。

保育園はすべてが楽しいワンダーランドではない

 普段保育園に預けていると、子どもに対して「申し訳ない」という負い目の気持ちを抱いてしまう親御さんは、いまだに少なくありません。その思いから、週末にお金のかかるレジャーを企画したり、遠くへ連れていったり、何かモノを買い与えたりして、平日の埋め合わせをしようとしがちです。

 でも、そんなふうに考えなくても大丈夫。子どもが一番望んでいるのは、家庭の中で自分の居場所があって、親と一緒にくつろげることだからです。それを体現するには、まず親自身が笑顔でリラックスできていることが大前提です。

 保育園の保護者会で、こんな話をしたことがあります。「皆さん、日ごろ頑張っているのだから、お休みの日はリビングで大の字になってみてください」と。

 後日、お父さんとお母さんが家でやってみたら、保育園や自宅で暴れん坊だった子どもがトコトコとやってきて、親のおなかに頭をペタッとつけて、一緒に寄り添ってくれたんです。すごくほんわかした時間が過ごせたと、喜んで話してくれました。同様に、「こんなことに意味があるなんて、今まで気付きませんでした」といったご感想を多くのママ、パパから頂きました。

 保育園はすべてが楽しいワンダーランドというわけではありません。家庭から離れ、子どもなりの社会の中で気を張っているので、子どもも毎日保育園に通えば疲れるのです。それは決して悪いことではなく、必要な経験でもあります。大人だって、仕事にやりがいを感じていたとしても、疲れるときは疲れますよね。子どもも、楽しい経験がある一方で、精神的・肉体的に疲れるのは当然のこと。だから、週末に休養を取ることが大切なのです。

 「子どものために何かしてあげたい」と思う気持ちは分かりますし、してはいけないというわけではありません。ただ、親自身も平日に一生懸命働いて疲れている中で、無理に外出したり、特別なイベントを企画したりする必然性はないということなのです。それよりも、子どもが遊ぶ隣で自分が好きな趣味をやったり、ソファに座ってのんびりしたり、テレビを見て「わはは」と笑ったりしてほしい。そんな緩やかな時間こそが、子どもが最も望むことなのです。

 次ページから、週末の過ごし方で気を付けておくべき二つのパターンについてお話しします。

週末は親も子もまずはリラックスして過ごして
週末は親も子もまずはリラックスして過ごして

次ページから読める内容

  • 注意すべき、二つの週末パターン
  • ママ友と無理をしてまで付き合う必要はない
  • 親の「自己犠牲」は子どもの「依存」を生む
  • 習い事のハシゴは親の不安解消の手段でしかない
  • 「褒めて伸ばす」はもろ刃の剣
  • 「それすてきね!」で、自己肯定感を高めよう

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