目に入れても痛くない。まさにそんな思いで日々娘に接しているママやパパでも、子どもが異性の場合、子どもの言動が理解できずに戸惑ったり、望まれたことをしてあげられずに、もどかしい気持ちになったり、ということがあるのではないでしょうか。今回は、そんな「異性子育て」について、一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカさんに答えてもらいました。今回は「ママ×息子」編をお伝えします。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) なぜ保湿が必要? 汗の時期の子どもの肌ケア
(2) 汗の季節のオムツかぶれや頭のにおい ケアのコツ
(3) 「パパ×娘」の育児 共感する気持ち言葉で伝えて
(4) 「ママ×息子」の育児 スキンシップが気持ち満たす ←今回はココ

疑問に思うことは、子ども本人に聞いてみる

 単純で、純粋で、でもちょっと抜けているところもあって……。ママのハートをキュンキュンさせる息子の存在。でも、悩みの種なのも確かです。どうしてそんなに衝動的なのか、すぐにケンカを始めてしまうのか……。

 「ママにとって息子の行動は謎が多いですよね(笑)。なぜ? と思ったら、本人に『どうしてそうしたいと思ったの?』と聞いてみてください。3歳を過ぎると、それなりの意見を答えてくれることが多いですし、意外な答えが返ってきて『そんな考え方をするんだ』と改めて育児の面白さを実感できることもありますよ」

 一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長で、自身も15歳19歳の男の子を育てる、竹内エリカさんはこのように話します。

 「ママが息子に愛情を伝えるコツはスキンシップです。男の子は言葉であれこれ言われるよりも、ひざに乗せて頭をなでてあげるといった行為で、気持ちが満たされる傾向があるので、ぜひ意識してみてください」

 次のページからママが息子を育てる上での悩みについて、どう対応していけばいいか竹内さんに解説してもらいます。