目に入れても痛くない。まさにそんな思いで日々、わが子に接しているパパやママでも、子どもが異性の場合、子どもの言動が理解できずに戸惑ったり、望まれたことをしてあげられずに、もどかしい気持ちになったり、ということがあるのではないでしょうか。そんな「異性子育て」について、一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカさんに答えてもらいました。今回は「パパ×娘」編をお伝えします。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
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 親にとってわが子はかわいいもの。ただ、異性の場合、いとおしさはある一方で、異性だからこそ理解できないことがあったり、親としてどう接すべきか分からなかったりすることもあるかもしれません。

 行動科学をベースにしたコーチング手法を活用し、多くの親子に接すると同時に、自身も15歳と19歳の男の子を育てる、一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカさんは次のように話します。

 「そもそも子どもは親とは違う考え方・生き方をします。子どもが異性の場合、そうした違いはさらに大きくなります。だからこそ異性子育てで大事にしてほしいのは、子どもの行動をしっかり観察して、子どもについて知ることです」

 その上で、パパが娘に愛情を伝えるには、「共感する気持ち」を言葉にすることがポイントだと竹内さん。

 「パパは『解決してあげることが求められている』と思うかもしれませんが、女の子の場合、解決策よりも『パパも分かるよ』という共感を求めていることが多くあります。ぜひ『パパも分かるよ』と言葉にして共感を伝えてあげてください」

 次のページからパパが娘を育てる上での悩みについて、竹内さんにどう対応していけばいいか解説してもらいます。