保育園入園に合わせて、子ども乗せ電動アシスト自転車を使い始める、という家庭は多いでしょう。また、この春から、二人の子どもを乗せて送ることになった、という人もいるかもしれません。

安全な乗せ方、降ろし方は? 雨の日はどうすればいい? 何歳まで乗せられるの? 子ども乗せ自転車の基本知識や、意外と知らない危険なポイントなどを、メーカー担当者に聞きました。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 子ども乗せ自転車 安全な乗せ方は?雨の日は?  ←今回はココ
(2) 嫌がる子どもにどうやって薬を飲ませればいい?
(3) 食前とは?坐薬や点眼薬どう使う?子どもの薬の疑問
(4) 日中は離れていても「読み聞かせ」で心をつなぐ

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

心と時間に余裕のあるときに練習しておこう

 「時間に余裕のあるときに、何回か練習しておくことをおすすめします」。そう話すのは、試乗イベントなどでも初心者ママ・パパに安全な乗り方を伝えている、ブリヂストンサイクルの小高雄人さん(ブランド推進部ブランド推進課)。

 試乗会でも、1~2歳の子どもを初めて前のチャイルドシートに乗せると、7割ぐらいの子どもは泣くそうです。中にはのけぞって暴れる子どもも。時間に追われて、子どもを送らなくてはならないときに、そんな事態に陥るのをなるべく避けるためにも、親の気持ちの余裕のある休みの日などに、楽しいお出掛けの一環として練習しておくとよいでしょう。「ベビーカーや抱っこひもと比べると、一気に行動範囲が広がると思いますので、ぜひお休みの日にも活用してみてください」(小高さん)

乗せ方、降ろし方の注意

 では、具体的な乗り方について見ていきましょう。まず、乗る前に、サドルの高さを確認します。「子どもを一人乗せるときは、両足の爪先が着く高さ、子どもを二人乗せるときは、より不安定になりますので、かかとまで地面に着く高さをおすすめしています」(小高さん、以下同)。パパとママで自転車を共有するなら、乗る人に合わせて、その都度サドルの高さを調整するほうが乗りやすいですし、安全です。

 子どもの乗せ方、降ろし方で注意する点はあるのでしょうか。「お子様を乗せる時や降ろす時に、意外と転倒は起こりやすいです

<次のページからの内容>

● 前と後ろ、どちらから先に乗せるべき?
● 歩道を走ってはいけないの?
● 抱っこひもは「おんぶならOK」って本当?
● 雨の日はココに注意!
● 充電池を長持ちさせるためのコツ