小さい子どもは何かとしょっちゅう鼻水を出しているもの。本人たちは鼻をズビズビさせながら平気な顔で遊び回っていることも多いですが、時には鼻水が中耳炎など他のやっかいな症状につながることもあります。子どもの様子を観察しつつ、早めに適切なケアをするにはどうしたらいいのでしょうか。耳鼻咽喉科の専門医である、アリス耳鼻咽喉科院長の工藤典代さんに聞きました。記事の「前編」となる今回は、子どものために親がぜひ勉強しておきたい鼻水についての基礎知識をお届けします。3月後半に公開予定の「後編」では、より実用的な鼻水ケアの方法を解説します。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) いつ耳鼻科を受診? 色と症状で知る子どもの鼻水 ←今回はココ
(2) 子どもが不安定な新年度 事前準備と慣らし保育
(3) 「食べない」「大泣き」…新しい園生活で困ったら?
(4) 吸引、鼻かみの練習 家庭で子の鼻水を和らげるには

 そもそも、鼻水とは何なのでしょう。「鼻の粘膜の中には鼻腺という細胞があります。鼻水は、この鼻腺が刺激された際に出てくる分泌物です」と、アリス耳鼻咽喉科院長の工藤典代さんは説明します。鼻の中にほこりや病原菌(ウイルス、細菌など)が飛び込んで来たり、冷たい外気を感じたりすると、その刺激に鼻腺の細胞が「何か良くないものが侵入しようとしている」と判断し、鼻水を分泌して刺激の原因を外部に排出しようとするのです。また、「子どもは大人に比べて鼻腺の細胞の数が多いので、同等の刺激があった場合、大人よりも鼻水を出す量が多くなります」。

 鼻水には鼻腺から出た分泌物のほかに、血管からの浸出液、鼻に入ったゴミやほこり、ウイルスや細菌、免疫細胞の死骸などが混ざることもあります。鼻水の色や粘度から、何が混ざっており、体でどんなことが起きているかを推測できます。そのため、子どもが鼻水を出していたら、まず「どんな鼻水か」を確認するとよいでしょう。

次ページから読める内容

  • 透明? 白? 粘りは? まず鼻水の状態をチェックしよう
  • 耳鼻科で「アレルギー性鼻炎か否か」見極める
  • 黄色いドロドロした鼻水 鼻副鼻腔炎に注意
  • 鼻水を薬で取れやすくし、喉の奥まで丁寧に吸引

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