2歳ごろになると「そろそろ生活のルールを教えたい」と考えるママ・パパは多いでしょう。では、トイレトレーニングは? 「2歳になったから」など、つい年齢ベースで考えてしまいがちですが、おむつはずしは子どもの心と体の準備ができていないと、うまくいきません。親の焦りやイライラが子どもを追い詰めてしまうこともあります。「なぜ、焦るとよくないのか」。発達心理学の専門家や、排尿外来・排便外来の医師の意見を紹介します。

(日経DUAL特選シリーズ/2018年3月収録記事を再掲載します)

時期が早過ぎると、おむつが取れる年齢が遅くなる?

 「おむつが取れる時期には個人差があります。トイレトレーニングは、体と心の両方の準備ができていないと、難しいもの。条件がそろう前に、親が年齢によるプレッシャーで焦ると、子どもを追い詰めてしまいます」。そう話すのは、発達心理学と幼児教育が専門の東京学芸大学教授の岩立京子さんです。

 昭和大学藤が丘病院で小児の排尿外来を担当している池田裕一さんは、トイレトレーニングについて、こう説明します。「トイレトレーニングのスタート時期を年齢ベースで考える人が多いですが、それがその子にとって適切でない時期に始めてしまうという事態を招いています。時期が早過ぎると、かえっておむつが取れる年齢が遅くなるという研究報告もあるんです」

 「近年はトイレトレーニングを年齢で区切って一律に始める傾向があるので、排尿障害の悩みが増えているように感じます。共働き家庭が増えて、親も時間的・精神的余裕がないので、子どもの発達とは関係なく『入園前までに』『3歳までに』と終わりを設定して、プレッシャーをかけていることが多いです。厳しく行ってすんなり取れる子もいますが、できない子もいます」(池田さん)

<次のページからの内容>
・開始するベストタイミングは?
・おしっこをためることができるか
・「憧れ」の気持ちは芽生えているか
・進まない「あるある」対処法
・誤った対応が「子どもの便秘」につながる?

次ページから読める内容

  • 「おしっこをためることができるかどうか」が大事
  • 子どものおむつをチェックして、2時間ぬれていなかったら
  • 「お兄ちゃんみたいなパンツにしたい」という憧れの気持ちが大切
  • なかなか進まない「あるある」対処法
  • トイトレ期の誤った対応が「子どもの便秘」を招く

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