子どもも保育園に入る頃になると、お友達や先生との関わりの中で成長が加速していきます。楽しい行事も目白押しです。毎日の新しい発見がうれしくて、スマートフォンやデジタルカメラでどんどん写真を撮ってしまうという方も少なくないのではないでしょうか。

 しかし、撮りっぱなしにしてしまうと、見たい写真がどこにあるのかも分からなくなり、貴重な思い出が散逸。子どもが大きくなった時に、小さい頃の写真を見せてあげられないという悲劇も起こり得ます。そこで、パソコン誌などでパソコンやスマホ関連の記事を多数執筆している藤原達矢さんに、時間のない共働きパパ・ママにぴったりの、クラウドを活用するイマドキの写真整理法を紹介してもらいました。日々増えていく写真の保存や整理にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

【年齢別特集 保育園のママ・パパ向け】
(1) 増え続ける子どもの写真問題はクラウドで解決 ←今回はココ
(2) 子のお宝写真を長く残す共働き向けフォトブック5選
(3) SNS写真投稿 赤の他人が「わが子」と紹介も
(4) 写真投稿リスクからわが子を守るSNS設定法

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

「写真はクラウドで一元管理」が正解。オススメは「Googleフォト」

 今はスマホやデジカメなど、写真を撮れるアイテムが複数あります。手軽に撮りたいときはスマホ、運動会や旅行といったイベントではデジカメなど、シーンに応じて使い分けていると、写真の保存場所がバラバラになりがちで、後から見返したり、誰かにシェアしたりしたいときに探すのが大変です

 そこでおすすめなのが、撮影した写真をすべて、クラウドストレージにアップして、一元管理する方法。「一元管理ならパソコンや外付けのハードディスクでしている」という人もいるかもしれませんが、その方法だとスマホの写真を保存する際、わざわざパソコンに移さなければならず、手間がかかります。写真を見たくなったら、その都度、パソコンを立ち上げたり、外付けハードディスクにアクセスする必要もあります。その点、クラウドストレージなら、スマホからでもパソコンからでも直接保存でき、いつでもどこでも閲覧できます。5年前、10年前といった昔の写真でも、思い立ったら手元のスマホですぐに確認できるのは本当に便利ですよ。

 写真を保存するのにオススメのクラウドストレージは「Googleフォト」。無料ながら、データの容量を気にすることなく、無制限にアップロードできます。また、アップロードされた写真は自動で撮影日時順に並べられた状態で閲覧できるので、探しやすく、整理の手間もいりません。しかも、スマホに保存されている写真は、自動でGoogleフォトに同期されるので、わざわざ手動でアップロードをする必要がない、というのも大きなポイントです。

 それでは、スマホ写真やデジカメ写真をGoogleフォトにアップロードする方法を、3つに分けてご紹介していきます。

<次のページからの内容>
● スマホ写真を自動でアップロードする方法を解説
● デジカメ写真をその場でスマホに移す裏ワザ
● クラウドに上げた写真は未来永劫残せる?
● クラウド管理に潜むリスクと、その回避策とは