気になる子どもの発育、発達状態について、前回は身長・体重がなかなか増えない、首のすわりやハイハイが遅い、あやしても他の子どものように笑わないなど、0歳児に多い心配なことについて、ナビタスクリニック立川の細田和孝院長に聞きました。今回は言葉の理解や、秋冬生まれに多いといわれる食物アレルギーなど、1歳過ぎの子どもに関して多く聞かれる心配事についてです。

【年齢別特集 妊娠・育休中のママ・パパ向け】
(1) 赤ちゃんは逃げられない 地震に備えた部屋づくりを
(2) 防災ママが伝授 自宅を「死なせない部屋」にする
(3) 物を減らしたら育児ストレスが減った 復帰前が肝心
(4) 家事が楽になる片付け達人の工夫 収納は増やさない
(5) 体小さい、ハイハイしない、笑わない…成長の心配事
(6) 言葉が遅い、他の子と遊ばない 集団生活は大丈夫?←今回はココ

 前回に続き、今回は1歳を過ぎた子どもの気になる行動などについて、以下の4つを細田さんに答えてもらいます。

今回の記事で取り上げる「乳幼児期の心配事」

【5】1歳の子、必要な言葉の理解レべルは
【6】他の子どもと交わろうとしない
【7】1歳半、スプーンがうまく使えない
【8】秋冬生まれの子は食物アレルギーが多い

1歳で「ママ」「パパ」など一語彙を話すように

【5】1歳の子、必要な言葉の理解レべルは

1歳前後で「ママ」「パパ」などと一語彙(ごい)を話すようになり、「○○を取って」などの簡単な指示が理解できるようになるのは1~2歳の間が多い。
個人差があり、子どもによく話しかけるなどコミュニケーションを増やすと良い影響がある。

 次ページから、詳しく解説していきましょう。