比較するものではないと分かっていても、気になってしまうのが子どもの発育、発達状態。自治体によっては保育園の入園に際し、「健康状況申告書」を提出する必要があり、その記入項目を見て「うちの子は大丈夫かな」と不安になることもあるかもしれません。そこで乳幼児の発育で気になること、心配なことについてナビタスクリニック立川の細田和孝院長に聞きました。

【年齢別特集 妊娠・育休中のママ・パパ向け】
(1) 赤ちゃんは逃げられない 地震に備えた部屋づくりを
(2) 防災ママが伝授 自宅を「死なせない部屋」にする
(3) 物を減らしたら育児ストレスが減った 復帰前が肝心
(4) 家事が楽になる片付け達人の工夫 収納は増やさない
(5) 体⼩さい、ハイハイしない、笑わない…成⻑の⼼配事←今回はココ
(6) 言葉が遅い、他の子と遊ばない 集団生活は大丈夫?

うちの子は少し、発育が遅い?

 子どもの病気の早期発見・早期治療のみでなく、健康の保持と増進を目的として行われる自治体の乳幼児健康診査。一般に、母親の産後のチェックと一緒に行われる生後1カ月健診の後は、3~4カ月健診、6~7カ月健診、9~10カ月健診、1歳6カ月健診、3歳健診を受け、身長・体重などの測定、医師の診察によって発育や発達の状況をチェックしてもらいます。

 こうした健診で「問題ない」と言われても、「うちの子は少し、発育が遅いのでは?」などと気になってしまうもの。さらに保育園などの入園申込書を書くうちに、心配事が増えてしまうケースもあります。

 そこで身長・体重、行動、アレルギーなどの心配事をナビタスクリニック立川・院長の細田和孝さんに聞きました。2回にわたりお届けします。

今回の記事で取り上げる「乳幼児期の心配事」

【1】身長・体重がなかなか増えない
【2】首のすわり、お座りが遅い
【3】ハイハイを長くせず歩き始めてしまった
【4】あやしても他の子どものように笑わない