新型コロナの影響で、本来なら出産や育児のことを事前に学べる自治体や病院の両親学校の多くが閉鎖されています。数ある初期の育児の中で、パパが活躍できる哺乳瓶での授乳や離乳食の与え方を学ぶ機会も減っています。そんなパパに向けて、赤ちゃんへのミルクのあげ方と離乳食の進め方を2回に分けて基本のキから紹介します。

【年齢別記事 妊娠・育休中のママ・パパ向け】
(1) 哺乳瓶でのミルクのあげ方、パパの心得 0から解説 ←今回はココ
(2) 離乳食のイロハ 4つの段階を意識しよう
(3) 乳児湿疹 赤ちゃんのどの時期に出やすい?症状と原因は
(4) 乳児湿疹どう対処? 自宅ケア、5つのポイント

授乳の不安はちょっとのコツで解消できる

 沐浴(もくよく)、おしめ替え、夜泣き――。新生児を迎えた家族は新しいことばかりです。中でも哺乳瓶での授乳はパパにとって、赤ちゃんと触れ合う機会である一方、赤ちゃんの基本をつくる食事でもあり、責任は大きいです。

 粉ミルクをお湯で溶かした後は、どの程度の温度に冷めたら与えていいのか、赤ちゃんが哺乳瓶の乳首をくわえてくれないときはどうすればいいのか、哺乳瓶の角度はどれくらいがいいのか。

 次ページ以降では、にじいろ助産院の助産師であるすながわありささんに、ミルクの作り方から授乳後の赤ちゃんのゲップまで、知っておきたいコツや注意点を詳しく解説してもらいます。