涼しくなってくると、長かった夏の疲れが一気に出てきて、だるい、疲れが抜けない、体がつらいなど、「秋バテ」を感じるママ、パパは多いのではないでしょうか。比較的体力のある人は、夏を元気に乗り切ったあとで、ドーンと疲れが出る場合もあります。

小さな赤ちゃんがいると、頻繁な抱っこで肩や腰の痛みを感じていたり、夜中の授乳で深い眠りが得られなかったりで、秋バテのしんどい症状が特に強く出てくるケースが増えます。どうやってつらい秋バテから抜け出したらいいのか、青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所の班目健夫院長に聞きました。

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秋バテは、自律神経の乱れが原因かも

 夏の終わり頃からなんとなく体調がすぐれないという日が続いていませんか? もしかすると、自律神経の乱れが原因かもしれません。

 自律神経の乱れによる不調の、典型的な症状としては、

・食欲不振
・体がだるい、重い
・めまいがする
・頭がぼーっとする、すっきりしない
・眠りが浅い、寝付きが悪い

 などがあります。

 では、どうして夏の終わり頃から秋にかけての季節の変わり目には、自律神経が乱れやすいのでしょうか