頭痛や腰痛は朝晩の寒暖差が原因となることがあります。妊娠中はそれに加えてホルモンバランスの変化から、そうしたトラブルが起きやすくなります。自身も妊娠中に頭痛や腰痛に悩んだ経験がある、Naoko女性クリニック院長の高宮城直子さんに対処法を聞きました。

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妊娠初期・中期ごろから頭痛が始まりやすい

 「妊娠前から頭痛持ちだった人だけでなく、妊娠初期から中期にかけては頭痛に悩む人が増えます」とNaoko女性クリニック院長の高宮城直子さんは言います。

 「ホルモンバランスの変化はその一因です。そのほかに、つわりで嘔吐(おうと)を繰り返すことによる脱水症状や、妊娠で体内の血液量(循環血しょう量)が増えて赤血球やヘモグロビン量が低下することで生じる貧血、妊娠20週以降の妊娠高血圧症候群などによっても頭痛は起きます。たかが頭痛と思わず、主治医に相談してほしいですね」

 妊娠中の頭痛には、どういう対処法があるのでしょうか。「妊娠中でも使える薬をお出しします。アセトアミノフェン(カロナールなど)と漢方薬の当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)です。アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬で、頭痛だけでなく、歯痛でも使われます。当帰芍薬散は、むくみやうっ血による頭痛によく使われ、頭痛の予防効果もあるとされています。妊娠高血圧症候群の発症抑制のために使われることもあります」

 「もし服用しても改善しない強い頭痛がある場合には、脳卒中など重大な疾患が起きている可能性もありますので、ためらわず救急外来などを受診してください」

 大きくなったおなかを支えるため腰に負担がかかり、妊娠中に腰痛を経験することもよくあることです。腰に痛みがあるときに、つい使ってしまいがちな“あるモノ”について、実は妊娠中の使用はNGだといいます。

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