第二子を妊娠中のママは、仕事に加えて上の子のお世話や生まれてくる赤ちゃんの保育園探しなどで大忙しですが、出産入院中や産後、上の子にどう接すればいいのかも気になるところ。子どもにとって、家族にとってどのような方法がいいのか、気をつけることは何かなどについて、前回の「立ち会い出産」に続き、「みのおママの学校」代表で助産師の谷口陽子さんに聞きました。

【年齢別特集 妊娠・育休ママ・パパ向け】
(1) 「立ち会い出産」することで夫婦一緒に育児が始まる
(2) 第二子は妊娠時からパパが上の子の面倒を見て ←今回はココ
(3) 「チーム育児」で家庭も仕事もうまくいく
(4) 夫、祖父母、ママ友パパ友を育児に巻き込もう

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

妊娠中から「パパでもできること」を増やしていく

 第二子の出産に当たって大切なのは、妊娠中から産後の対策を始めることです。産後のママは、自分の体や生まれた赤ちゃんのお世話、上の子のフォローなどで手いっぱい。比較的時間のある妊娠中に話し合っておけば、産後の心配事を減らすことができ、その結果、上の子にも余裕を持って接することができます。

 ママの出産入院中に上の子のお世話をどうするかも、妊娠中のできるだけ早い時期から考えておきましょう。入院中は自宅でパパが頑張るのか、ママの実母に来てもらうのか、それともママの実家にお世話になるのかなどを決めたうえで、上の子がなるべくスムーズに過ごせるように環境を整えてあげてください。

 パパには、2人目の妊娠が分かったときから「パパでもできること」を徐々に増やしてほしいですね。特に入院中にパパが上の子のお世話をする場合、それまで関わりが少なかったのに、ママの入院でいきなりパパと2人きりでは、上の子も戸惑ってしまいます。パパがお風呂に入れたり、寝かしつけをしたりなど、上の子が普段からパパとの生活に慣れるようにすることが大事です。

 例えば、妊娠初期でつわりがある時期は、湯気が気持ち悪くてつらいというママも多いもの。そんなときこそ、パパの出番。それをきっかけに上の子のお風呂をパパが担当してくれると、ママはとても助かります。

 とはいえ、平日は仕事で忙しくてなかなか上の子と触れ合う機会をつくれないというパパも少なくないですよね。そういう場合は、休日に機会を設けるなど、ママとの間でルールを決めるといいですね。できれば、パパから積極的に「こういうふうにしたい」と言ってくれるとママもうれしいですし、子どももそんなパパを好きになってくれるはずです。

 パパがお風呂を担当するときは、その時間が子どもにとってスペシャルになるような工夫をしましょう。お風呂用のクレヨンでお絵描きをしたり、水鉄砲で打ち合いっこをしたりなど、「パパとお風呂に入ると楽しい!」と、子どもが思うような遊びを取り入れてみてください。

 その際は、子どもが好きな遊びを知っておくと、成功する確率も高まります。「子どもがどんな遊びが好きなのか、よく分からない」というパパは、ママにリサーチしておきましょう。「今日はパパと入る!」と子どもに言ってもらえるようになったら、大成功です。

 そしてママは、頑張っているパパに対して、たとえうまくいかなかったとしても温かい目で見ること、感謝の気持ちを伝えることを忘れずにいてほしいと思います。誰でも初めてのことはうまくいきません。「何やってるの」「ダメねえ」というような、ダメ出しをするような言葉はパパの意欲はそいでしまいます。逆に、「ありがとう」や「助かる」といった一言が、パパが「また頑張ろう」と思える勇気づけになると思います。

<次のページからの内容>
● パパは「自分事」として子どもと向き合う覚悟を
● 退院時には、待っていてくれた上の子に感謝の気持ちを伝えて
● 子どもへの声かけは「ちょっと待ってね」ではなく具体的に
● 上の子が“お利口”だったときこそ声をかけて

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  • パパは「自分事」として上の子と向き合う覚悟を
  • 退院時には、待っていてくれた上の子に感謝の気持ちを伝えて
  • 子どもへの声かけは「ちょっと待ってね」ではなく具体的に
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