「良い母親になりたい」。そう思うからこそ、ときに「果たして自分は良い母親なのか?」と自問自答することもあるでしょう。特に仕事で忙しかったり、初めての育児だったりすると、不安な気持ちになるかもしれません。仕事を続けながら自信を持つことができる秘訣を、働くママの気持ちに詳しい発達心理学者の大日向雅美さんに聞きました。

【年齢別特集 妊娠・育休中のママ・パパ向け】
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(3) 夜泣き外来医師 子の「自分で寝る力」育てる方法
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自分の母親と同じことをしてあげられない罪悪感

 新しい家族を迎える妊娠期。もうすぐかわいい赤ちゃんがやってくると思うと「あんなことも、こんなこともしてあげたい」と夢が膨らみます。

 一方で出産後も仕事を続け、子育てと両立していきたいと考えるママの中には、「仕事は続けたいけど、そうすることで十分子どもに寄り添えなくなる」と出産前から葛藤を抱える人もいるでしょう。

 特に今のママ世代は、専業主婦だった母親に育てられた人が多く、家に帰ると母親が迎え入れ、おやつを用意してその日あった話を聞いてくれた、という幼少期の体験を持つ人も少なくありません。良い母親像を自分の母親の姿に重ねるほど「母親と同じことがしてあげられない」どころか、場合によっては子どもが生まれる前から保活をし、子どもの預け先を探す自分の姿とのギャップに、罪悪感すら感じてしまうと言います。

 これまで通りイキイキと自分らしく働くことと、自分の抱える母親像が相いれず、「母親失格では?」と苦しむプレママに対し、恵泉女学園大学学長で発達心理学者の大日向雅美さんは、「『良い母親になろう』と思うこと、それ自体は素晴らしいことです。でも、育児がスタートする前の妊娠期は、特に初めての妊娠の場合は、まだ子育ての実感がない分、理想や夢、『母親とはこうあるべき』に振り回されてしまう傾向があります」と話します。

 次のページから大日向さんに「良い母親」とは何かについてお話を聞きます。

次ページから読める内容

  • 経済力を持ち続けることは立派な愛情
  • 他人の言う「子どものそばにいるべき」に惑わされないで
  • 夫婦でサポートし合う姿は子どもへの良いモデルに
  • 夫婦で出産後の生活を具体的にシミュレーション
  • 祖父母を頼りすぎない育児設計を

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