赤ちゃんと初めての夏を迎えるママ・パパが知っておきたい大切なポイントを、赤ちゃんの熱中症の予防の記事にに引き続き「あかちゃんとこどものクリニック」の田中秀朋院長に聞きます。今回は赤ちゃんの肌トラブル対策がテーマです(DUAL特選シリーズ/2019年8月6日公開記事)。

【年齢別特集 妊娠・育休中のママ・パパ向け】
(1) 離乳食 うまく手抜きするために知っておきたいこと
(2) 夏のベビーカー使用 赤ちゃんの熱中症リスク高める
(3) イライラは食卓の敵 不要なものは切り捨てて
(4) 赤ちゃんの保湿剤、虫よけ、日焼け止め 正しい順番は?←今回はココ
(5) 働く妊婦が知っておくべき早産リスク
(6) 1日でも長くお腹に 切迫早産どう乗り越える?

汗をかいたら拭き取るよりもシャワーで洗い流す方が肌にやさしい

 猛暑日を記録する日も増えてきました。大人でも、少し動くだけで大量の汗をかくこの季節に気を付けたいのが「あせも」です。汗の出る穴(汗腺)が、汗の成分や汚れなどで詰まり、正常な発汗が妨げられることで起きる皮膚の炎症です。

 「赤ちゃんは汗腺が密集しているうえに、皮膚の厚みは大人のおよそ半分。皮膚のバリア機能が未熟なので、汗をかくとあせもができやすいのです」とあかちゃんとこどものクリニックの田中秀朋院長は話します。

 汗をかきやすく、蒸れやすい首の周りやわきの下、ひじの内側、ひざの裏側、後頭部、おむつのウエストや足回りのギャザーが当たる部分があせもの要注意箇所。あせもができてしまったらどのように対処したらいいのでしょうか

◆あせもができやすい部分
・首の周り
・わきの下
・ひじの内側
・ひざの裏側
・おむつのウエストや足回りのギャザー部分

写真はイメージです
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