産休・育休中にしておきたいことは意外とたくさんあるもの。「to doリスト」を作っておくと安心です。今回は「出産6週間前から出産までにしておきたいこと」「職場復帰2~3カ月前から復帰までにしておきたいこと」についてお届けします。自分なりの「to doリスト」作りの参考にしてください。

【年齢別特集 妊娠・育休】
(1) 忘れちゃダメ 出産前・復帰前にやるべきことリスト ←今回はココ
(2) 出産にはいくらかかる? 知っておきたい基本の制度
(3) 「家計がつらいのは育休明け」夫婦で育休中に共有を
(4) 産後の抜け毛、白髪 気になる髪のトラブル

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

出産予定日6週間前にしておきたいこと

 出産予定日6週間前というと、産休を取り始める人が多い時期です。「おなかが大きくなって満員電車などでの通勤も厳しくなるころです。それまでバリバリ働いていた人が急に体調を崩すこともあり得ます。体調の変化には気を付けたい時期です」。「働き方コンサルタント」の椎葉怜子さん(株式会社ルシーダ代表取締役社長、国家資格キャリアコンサルタント)は言います。

 椎葉さんは、1歳と4歳の2人の子どもを育てる現役デュアラーでもあります。「初産だと意外と知らない方も多いのですが、産後6~8週間(産褥期)は、体がボロボロなのに、赤ちゃんのお世話もあり、猛烈に大変です。この時期は、体を回復させるために、育児や家事を一人で抱え込まないことが大切。できるだけ産後のサポート体制を整えるなど、産前に対策を取っておくことをおすすめします

 「夫や両親のサポートを確認しましょう。もし両親が来てくれるなら布団など宿泊の準備も必要です。身内のサポートが得られない場合は、宿泊型の産後ケアハウスや、訪問型のホームヘルパーやベビーシッター、産後ドゥーラなどの活用を検討しましょう。比較的、身軽に動けて、頭もスッキリしている産前に登録や面談まで済ませておくと、産後はスムーズに利用できます。特に2人目以降の出産の場合は、分娩入院中や産後1カ月の上の子のお世話や、保育園などへの送迎方法なども産前に考えておきましょう」

産褥期に育児や家事をサポートしてもらえる体制を産前に考えておきたい(画像はイメージです)
産褥期に育児や家事をサポートしてもらえる体制を産前に考えておきたい(画像はイメージです)
<次のページからの内容>
・あと6週間で出産!to doリスト
・保活も産前にできることはやっておきたい
・あと2~3カ月で職場復帰!to doリスト
・パパの働き方を再検討してみよう
・予防接種は終わった? 授乳はどうする?