各地の特産品など美味しいものいろいろ、カタログギフトの優待銘柄

 「食品系というとカタログギフトの優待が思い浮かびます。カタログギフトの優待を提供する銘柄の中には、個人投資家を集めるためにとても有利な優待を2~3年だけ行ないその後やめてしまう会社もあるので注意が必要ですが、長く優待を続けてくれそうという視点で考えると、企業としてどっしり安定感のあるKDDI(9433)が一番に挙がります。配当も安定的に出ています」

 優待品は3000円相当のカタログギフトで年1回もらえます。

 「カタログに掲載されているのは全て食品で、47都道府県のグルメ品が揃っています。都道府県ごとに2品ずつの品揃えなので全部で94品と選択肢が豊富です」

 お米、ふかひれスープセット、ご当地ラーメン、焼肉用の牛肉、ハンバーグ、カレーなどいろいろな食品がラインナップされているので、好みのものが見つかるはずです。

 「長期保有優遇制度もあり、5年以上保有するとカタログギフトが5000円相当にグレードアップするのもうれしいですね。私はバブル崩壊前からKDDIの株を持っているので、毎年5000円相当のカタログギフトを楽しんでいます。1単元が420万円くらいのときに買っているので大損しているのですが、優待品がもらえると何となく心が落ち着きます(笑)」

 次に桐谷さんがおすすめする銘柄は不動産会社のエスリード(8877)。

 「ここも年1回、3000円相当のカタログギフトがもらえます。カタログには季節の旬な食材や全国各地の特産品がラインナップされています。特徴は果物の品揃えが多いこと。果物がもらえる優待銘柄はいくつかありますが、その中でもエスリードは配当利回りも高めでお得です」

 果物は旬の時季に届くようになっていて、お届け月ごとに申込みの期限が決まっています。例えば11月に届くのはラ・フランスやみかん。

 「私はいつも期限に遅れ、8月お届けの桃やメロンなどをもらい損ねて、結局、今年はみかんを選びました」