夢をかなえて第一線で輝く、ボートレーサーインタビュー
ボートレーサーになる夢をかなえ、活躍し続けている古澤さんと中田さん。お二人に、仕事への思いを聞きました。
中田さん(以下、中田) ボートレースのすごいところは、デビューしてまだ日が浅い人でも、何億も稼いでいる人に勝って1着を取れる可能性があるところ。生涯獲得賞金が37億円を超えている選手もいますね。
古澤さん(以下、古澤) そんな夢がある一方で危険とも隣り合わせだし、デビューして最初の1~2年は年収が低く、芽が出なくて若くして辞めていく人もいる厳しい世界。僕はケガをして1年ほど休んだこともあったので、今の年収になるまで少し時間がかかってしまって。粉砕した骨が出てきちゃう大けがだったけど、先生もよくしてくれて楽しみながらリハビリを頑張ることができたのは良かったと思っています。環境はすごく大事ですね。
中田 確かに環境は大事ですね。僕はデビューしてすぐ1位を獲得しましたが、その後半年は鳴かず飛ばず。成績を気にするでもない僕にかけた先輩の言葉が、変わるきっかけになりました。アドバイスはいつも厳しめでしたけど、その先輩の日々の言動自体に説得力があったので、優しい言葉より響きましたね。自分自身もそんな人になりたいと思っています。
古澤 僕も将来はそんな風にしっかりしていて、内面も立派な人になっていたいですね。
中田 ボートレースは人とのつながりが大事な職業でもあるので、人間としてしっかりしている人になりたいですよね。記録に残るようなタイトルを取るのが目標ですけど、そんな時にライバルからも素直に喜んでもらえるような人が理想。自分自身もライバルにおめでとうがちゃんと言える人間になっていたいです。