ネットの危険性を親子で学べる「Safer Kids Online」

 ここで、高橋さんの話に深くうなずいていた、セキュリティ会社ESETのセキュリティエバンジェリスト、曽根禎行さんが会話に参加。ネットの危険性や安全な使い方を親子で学べるWebサイトについて説明してくれました。

ESETの曽根禎行さん(以下、敬称略) 高橋さんにお話しいただいた通り、子どものネット利用には多くの危険があります。このため、親も子どもも、情報リテラシーを高める必要があります。そこで、ESETでは、子どものサイバー利用の安全性について親子で学べるWebサイト「safer kids online」を日本で2022年1月に立ち上げることにしました。

子どものサイバー利用の安全性について親子で学べるWebサイト「safer kids online」刻々と変化するオンラインの世界で最新の情報を把握し続けるのは簡単なことではない。特に、子どもたちが親よりも新しいテクノロジーを使いこなしているように見える場合はなおさら。インターネットを利用する子どもたちが適切に保護され、保護者や教育者は子どものデジタルライフについて理解し、親身になって子どもたちと話すことができるようになることを支援するため、ESETのセキュリティ専門家と児童心理学者によって開発された、親子で学べる情報をsafer kids onlineで提供する
子どものサイバー利用の安全性について親子で学べるWebサイト「safer kids online」刻々と変化するオンラインの世界で最新の情報を把握し続けるのは簡単なことではない。特に、子どもたちが親よりも新しいテクノロジーを使いこなしているように見える場合はなおさら。インターネットを利用する子どもたちが適切に保護され、保護者や教育者は子どものデジタルライフについて理解し、親身になって子どもたちと話すことができるようになることを支援するため、ESETのセキュリティ専門家と児童心理学者によって開発された、親子で学べる情報をsafer kids onlineで提供する

 safer kids onlineには、両親向けのコンテンツだけでなく、小さい子ども向け(幼児から小学校低学年くらいまで)と、大きい子ども向け(小学校高学年から中学生くらいまで)のコンテンツもあります。

保護者向けのビデオログ
保護者向けのビデオログ
子ども向けのコンテンツが揃う「キッズゾーン」
子ども向けのコンテンツが揃う「キッズゾーン」

 大人向けは記事や動画、子ども向けはアニメが中心です。小さい子ども向けはかわいらしいアニメーションで親しみやすいもの、大きい子ども向けは主人公が友人や家族、犯罪者との会話形式のアニメーションで子ども自身に危機的意識を高める内容になっています。

小さい子ども向けのコンテンツは、アニメが中心
小さい子ども向けのコンテンツは、アニメが中心
大きい子ども向けは、シリアス調のアニメが中心
大きい子ども向けは、シリアス調のアニメが中心

 デジタル中毒やネットいじめ、ネット閲覧やセルフィーの危険性、ソーシャルメディアのリスクなど、毎月テーマを設定して、コンテンツを更新していく予定です。知らないうちにWebカメラで盗撮されて脅される被害や、子どもが意識なく課金してしまうなど、全世界的に問題となっているテーマはもちろん、日本独自のテーマも公開していきます。

イーセットジャパンのシニアマーケティングマネジャーでセキュリティエバンジェリストの曽根禎行さん「親が子どもたちはどういう脅威に直面しているのかを、『Safer Kids Online』を通してまずは知って欲しい」
イーセットジャパンのシニアマーケティングマネジャーでセキュリティエバンジェリストの曽根禎行さん「親が子どもたちはどういう脅威に直面しているのかを、『Safer Kids Online』を通してまずは知って欲しい」