女性のキャリアとライフスタイルを支援する月刊誌「日経WOMAN」は、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」の大賞者・端羽英子さんを含む、今年の受賞者7人を決定いたしました。

■大賞
ビザスク 代表取締役CEO 端羽英子さん
■受賞者6名
READYFOR 代表取締役CEO 米良はるかさん
メロディ・インターナショナルCEO 尾形優子さん
ピーステックラボ 代表取締役社長  村本理恵子さん
キリンホールディングス 執行役員 ヘルスサイエンス事業部長 佐野 環さん
一般社団法人ベンチャー型事業承継 代表理事 山野千枝さん
オアシススタイルウェア 代表取締役 中村有沙さん

 大賞に選ばれた端羽英子さん(42歳)は、2012年にビザスクを創業し、今年2020年に東証マザーズ上場を達成した気鋭の経営者。多様な知見を持つ個人と、外部の知見を必要としている企業をマッチングし、1時間という短時間の「スポットコンサル」を提供する斬新なビジネスモデルで、コロナ禍の中でも業績や株価は絶好調。個人が、所属組織とは別の、自分のスキルを生かして貢献できる場を提供するため、人生100年時代、オンライン時代の新しい働き方としても注目が集まります。新たな時代を象徴するビジネスを成長させ、コロナ禍で世界の株式相場が大荒れとなるなかで上場を果たした、その成果の大きさが評価されました。

 「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、(1)働く女性のロールモデルを提示する、(2)組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる、(3)活躍した女性たちを通して時代の変化の矛先をとらえる、という主旨のもと、1999年から毎年実施しているアワードで、本年が22回目となります。雑誌「日経WOMAN」は、1988年の創刊以来、「働く女性」をバックアップしてきました。今後も「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を通じ、社会で活躍する女性を表彰することで、時代を担う女性たちを応援していきたいと考えています。なお2020年12月7日発売の「日経WOMAN」2021年1月号では受賞者紹介と審査結果の詳細を掲載いたします。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021総括

 2020年は、コロナ以降の日本に必要となる、新しい価値を生み出した女性が活躍した年でした。また、もはや「女性」という枠組みで捉えることが不要ではと思えるほど、圧倒的な成果が目立ちました。

 変化の速い世界に対応するために、企業は外部の知見を求め、個人は会社の外にも自分の力を生かせる場を求める。そんな時代を先取りして生まれた「ビザスク」は、ついに上場という形でその価値を認められました。ほかにも、資本主義では救われにくい人々にも持続的にお金が流れる仕組みや、オンラインでも必要な医療が受けられる装置、ムダなモノを買わなくても豊かな「消費」を楽しめるレンタルプラットフォーム、感染症リスクに前向きに立ち向かうための健康食品など、昨年までと様変わりしてしまった世界で、人々の新たなニーズに応えるサービスを、確かな信念と実行力によって生み出した女性が数多く登場しました。

 また、格差拡大が言われるなか、地方や小規模企業から全国で話題をさらう成果を上げたり、中小企業を元気にする取り組みを続けるなど、今後の日本の“底上げ”に大いに貢献する女性たちが目立ちました。また、女性に切実な問題となる人生100年時代を体現するように、年を重ねてからも新たな挑戦で輝く人たちがいました。