2020年度の大学入試から、従来のセンター試験が大学入学共通テストに変わりますが、土壇場で内容が変わるなど混迷が続いています。英語民間試験の導入も延期になりました。今後どうなるか分からないから、「いっそのことAO入試を狙おう」と考える家庭が増えています。しかし、「安易な選択は要注意」と口をそろえて話すのは、AO入試対策に強いモチベーションアカデミアの横山翔一さんと吉野謹也さんです。では、今からすべき対策は?
小学生の保護者も、今のうちに知っておくといいでしょう。

※この記事は、11月21日に開催されたモチベーションアカデミア主催のセミナー「2時間でわかる!合格する親子の大学入試対策」の内容を参考にまとめたものです。

どうなるの? わが子の大学受験

 11月1日、これから大学受験を控える高校生、およびその保護者にとって衝撃のニュースが流れました。大学入試英語成績提供システムが導入される予定だったまさにその日に、英語民間試験の導入の延期が発表されたのです。そして今、英語民間試験だけでなく、大学入学共通テストの国語や数学の記述採点についても問題点が浮かび上がり、大学入試が混迷を極めています。こうした状況の中で、わが子の大学入試を不安に思う保護者は多いことでしょう。

 去る11月21日に実施されたモチベーションアカデミア主催の大学入試対策セミナーには、そんな不安を抱えた保護者が集まりました。参加者の中には中学生のお子さんがいる保護者もいらっしゃいました。「新しい大学入試に関して不透明なことが多いけれど、まずは現状を知っておきたい」「今の大学入試は多様化しているので、どの入試がわが子にとってベストかを探りたい」という声がありました。

 モチベーションアカデミアは、AO入試対策を得意とする大学受験対策塾です。そのため、多くの保護者からよくこんな質問を受けると言います。

 「新しく導入される入試の内容が不透明のため、受験勉強を進めることに不安を感じています。いっそのことAO入試に切り替えようと思っているのですが……」

 「うちの子の部活動の実績だと、AO入試に生かすことができますか?」

 「AO入試って、ボランティアや留学、生徒会の経験があれば有利ですか?」

 「うちの子は勉強が苦手。AO入試であれば挑戦できますか?」

 横浜校校長の吉野謹也さんはこう話します。

 「近年の大学入試では、推薦入試やAO入試で受験をする人が増えています。推薦入試とAO入試を合わせると、受験生の約半分がこれらの入試で大学に進学しています学力テストの結果で決まる一般入試に比べて、推薦入試やAO入試は簡単に合格できると思い込んでいる方は少なくありません。特に学校の推薦が必要のないAO入試は、小論文対策さえすればなんとかなると思われがちです。

 しかし、AO入試には、各大学のアドミッションポリシーに基づいて、学力だけでは図れないその人物の強みや『ここで学びたい!』という明確な意志をもとに、『正当な入学試験』として各大学が真剣に取り組んでいます。また、各大学のAO入試枠の募集人数は増えているものの、それに挑戦する学生は年々増加し、競争倍率は上がっています。ライバルの数が増えるということは、これまで以上に『差別化』が必要です。つまり、簡単な入試ではないのです」

行われたAO入試についてのセミナーの様子
行われたAO入試についてのセミナーの様子

次ページから読める内容

  • 丁寧な積み重ねで、どんな入試にも対応できる「土台」をつくる
  • AO入試こそ早い段階からの準備が必要
  • 子どもの興味を広げるには、親が良き「応援係」になる

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