リサイクルってかっこいい!家電が資源に変身する工場

\ここに届く家電のリサイクル率は97%です/
(★Q5の答え)

<span class="textColGreen"><b>「ハイパーサイクルシステムズ」の解説と案内をしてくれた取締役営業部長・福代淳一さん(写真左)と、営業部営業課主任・佐々木武史さん</b></span>
「ハイパーサイクルシステムズ」の解説と案内をしてくれた取締役営業部長・福代淳一さん(写真左)と、営業部営業課主任・佐々木武史さん

 うわー! 次々と横づけされる大型トラックから、数十t単位で、役目を終えた冷蔵庫やエアコンが運び込まれています。その数と迫力に圧倒されながら工場に足を踏み入れました。エコロジーの「3つのR」のひとつ、「Recycle(再資源化)」(★Q1の答え)を担っているのがここ、三菱電機の「ハイパーサイクルシステムズ(HCS)」本社工場です。東京を含む東関東地区で廃棄された、あらゆるメーカーの冷蔵庫、エアコン、洗濯機、そしてOA機器のリサイクル処理を主に行っています。

 環境のため、そして経済成長のために、2001年に始まった家電リサイクル法。この法律で定められている家電品は、「エアコン」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」「テレビ」の4品目です(★Q4の答え)。役目を終えた家電がどうやってリサイクルされるのかが肌でわかる、HCSの見学コースを見ていきましょう。

 集められてきた家電は手解体、破砕選別という工程を経て、さまざまな素材に生まれ変わります。例えばエアコンの室外機。まず手作業でコンプレッサーを取り除き、コンプレッサー内のフロンガスといった有害物をとり除きます。続いてパワフルな破砕機で一定の大きさに砕きます。この機械の破砕能力は1時間に約30t!その後、風力・磁石などを利用した機械を使う選別をくり返し、再生素材ごとに分けていきます。

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