娘との約束から始まった夕飯作り 段取りと準備があれば意外とできる

 家庭では2人の娘の母。平日の2~3日はお手伝いさんの手も借りながら、家事・育児を回しています。平日の朝は4時に起きて、コーヒーメーカーをセット。食洗器の中の食器を片づけ、洗濯物を畳みます。それが終わるころコーヒーが入るので、カップを持ってパソコンの前へ。集中してメール返信をした後、スカイプで英会話のレッスン。6時から娘たちのお弁当を作り、夕飯の下ごしらえまで済ませて、7時半には出社します。

 平日の夕飯は私が手作りしています。そもそもは、お手伝いさんを頼み始めたときに娘と「ご飯はママが作るからね」と約束したから。でも、娘たちによるとお手伝いさんはお料理もとても上手だそうで、今では「ママ、作らなくてもいいよ」といわれるようになりました。というわけで、夕飯づくりは私自身のこだわりに変わってきています(笑)。

 毎日夕飯を作っている、というと驚かれることが多いのですが、料理も準備と段取り次第だと思います。私の場合は、週末の作り置きとまとめ買いがカギ。野菜は洗ってカットしておく。ゆでて冷凍しておく。翌日使う出汁は前夜のうちにとっておく。ここまでやっておけば、あとは組み合わせるだけ。炒めるだけ、焼くだけにしておくと意外と手間がかからないものです。

情報収集は欠かせない 活字からのインプットで思考を整理する

 デジタルの世界は変化が速く、半年前にあったサービスがあっというまに古くなってしまったりするので、情報のアップデートは欠かせません。新しいテクノロジーの情報をキャッチすることは常に心がけています。

 私の場合は、積極的にセミナーに参加したり、専門家の話を聞く機会を持ったりするようにしています。自分が知らないことに対しては、まずどういうことなのか概要を知り、そこから他の人の意見を聞いて、自分としてはどう考えるかということを意識的にやっています。

 知識を得るために、読書もします。デジタルの最先端にいながら、意外かもしれませんが、紙の本です。常に数冊手元に置いて、併読しています。読むスピードは速いんですよ。

 今はいろいろなインプットの方法があって、動画は頭の中にスッと入ってくる良さがあります。でも、私は文字を読むことで、頭の中が整理される感覚が好きです。頭の中がごちゃごちゃしているときも、本を読むといろいろな情報がフレームワーク化されて、すっきりします。本の中の一つの単語、文章でパッとアイデアがひらめくことも。読書中に、課題解決のヒントをつかむこともあります。

 ポイントは考えながら読むということ。ただ読んで内容を鵜呑みにするのではなく、本の内容を踏まえて、自分ならどう考えるか。どう実践するか。それを常に考えています。こうした学び方を娘たちにも伝えたくて、わが家では夜はタブレットは禁止。親子で一緒に読書をしています。

学びたいことは次々に出てくる。一生終わりはありません

 正直、子どもの頃は、「大人になったら勉強しなくていいんだな」と楽しみにしていました。でも、実際社会人になってみると、学びに終わりはないですね。仕事にしろ、子育てにしろ、私個人のことにしろ、学びたいことは次々に出て来ます。

 「いつになったら楽になるだろう」と思うこともあるけれど、私にとって「学ぶ」ということは、一生終わらない、人生を充実させる楽しみなのだと思います。

(取材・文/福本千秋 撮影/木村 輝)

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