心地よい暮らし実践のコツ②デンマークの幸福の秘密「ヒュッゲ」に学ぶ

 心地良いくらしを実現する2つ目のポイントが、「家を構成する『人』『モノ』『時間』の3要素が全て満たされている」ということ、と安藤さんは話します。
 「私は、生活する『人』や、空間や家具などの『モノ』と同じくらい、家の中で過ごした『時間』も大切だと考えています。家での生活を振り返った際、最も記憶に残るのは、家族や友人と楽しく過ごした時間なのです。そんなときに参考にしたいのがデンマークの『Hygge(ヒュッゲ)』という考え方です」(安藤さん)。
 デンマークを含む北欧は、生活の質や豊かさ、幸福度に関する世界ランキングの上位常連国。ヒュッゲとは、ノルウェー語で「満ち足りること」を起源としており、「このバッグはすごくヒュッゲだね」など、形容詞として使うこともあれば、「ヒュッゲしようよ」など、動詞として使うこともあるそうです。自分が本当に心地良いと思うものに、この言葉を使うのです。

 ヒュッゲに欠かせない3つのキーワードを紹介します。1つ目は、『キャンドルの灯りや暖炉の火』。2つ目は、『人と会話すること』。 そして3つ目は、『良質なお菓子と温かい飲み物』。おいしいペストリーやケーキ、温かい飲み物を片手に、友人や家族、会社の同僚などと楽しい時間を過ごすことが、良質な人間関係にもつながります」。
 「お家でも、意識的に時間を作って、おいしいお菓子や紅茶などを楽しんでみてはどうでしょうか。お気に入りのカップを用意して、茶葉の種類やお湯の質にまで配慮して、普段よりも丁寧にお茶を淹れてみる。その行為自体が楽しく、心地よい時間になります」。

デリシアで、ヒュッゲをもっと楽しく

 そして、リンナイのガスコンロ「DELICIA(デリシア)」なら、そんなヒュッゲな生活をもっと素敵に楽しめます。

リンナイのガスコンロ「DELICIA(デリシア)」
リンナイのガスコンロ「DELICIA(デリシア)」

 例えば、お茶。お湯の質にもこだわれば、味が豊かになるのはご存知でしょうか?
 おいしい紅茶を煎れるコツは、蛇口から出したばかりの多くの空気を含んだ水道水を使うことと、そして、できるだけ高い温度のお湯を使うこと。空気を含むお湯は茶葉を開きやすくして、お湯の温度が高ければ高いほど、香りが豊かになります。つまり、お湯を沸騰させるタイミングが大事。実はデリシアの「湯沸し機能」を使えば、お湯の温度を検知してお茶にベストな沸騰のタイミングをお知らせしてくれるから、いつでも最高のコンディションの紅茶が飲めるのです。
 またデリシアなら、焼きたてのお菓子が簡単・短時間で作れるから、充実したおやつの時間も。専用のアプリを使ってお菓子を作れば、最高の焼き加減になるよう自動調理。高温で、上からも下からも均等に加熱できる専用ダッチーブンをグリルで使えば、多彩なお菓子が作れます。

デリシア専用アプリ「DELICIAPP」と、デリシアのグリル機能、そしてダッチオーブンの組み合わせなら、おいしい焼きたてお菓子が、最適な火加減で簡単につくれます。
デリシア専用アプリ「DELICIAPP」と、デリシアのグリル機能、そしてダッチオーブンの組み合わせなら、おいしい焼きたてお菓子が、最適な火加減で簡単につくれます。

豊富なレシピで楽しておいしく

 紅茶のスコーンだけではありません。シナモンロールやレーズンバターサンド、パウンドケーキなど、デリシア専用のアプリには、たくさんのお菓子のレシピが載っています。写真入りで詳しい作り方が分かるだけではなく、おいしく、そして綺麗にお菓子をつくるワンポイントアドバイスなど、充実した説明が特徴です。さらにレシピをデリシアに送信すれば、自動で火加減と時間を調整してくれるから失敗の心配がありません。
 料理をSNSに投稿する機能もあり、レシピの感想を送ったり、評価をするとポイントが貯まります。貯まったポイントは、リンナイの公式部品販売サイトでご利用いただけます。

デリシアをお使いの共働き家族に、その感想を聞きました。

・デリシアの専用なべやダッチオーブンで炊いたご飯は、冷めても冷凍した後もおいしく食べられるのが不思議です。炊飯器の出番がなくなりました。
・子供の世話をしたり別の用事をしたりして、うっかりお鍋に火をかけたままになっても、自動的に火を消してくれるので、安心です。
・デリシアプリのメニューの完成度が高く、想像以上においしくつくれました。仕事帰りの電車で足りない食材を買うのに「買い物リスト」機能が役立っています。

・ポイント
 高い機能や安全性能などの面で、知らない間に大きく進化していることに驚いた、という声を多く聞きます。調理の様子を声で知らせてくれ、鍋を火から離したときや、揺れを感知したときに自動的に消火してくれる機能などを気に入り、物忘れが多くなっている自分の親のためにも購入した、という人もいるほどです。心地よい暮らしは、安心した生活の基盤があってこそ、なのです。

 英国人貴族の丁寧な暮らしや、デンマーク人のヒュッゲ。参考にしたいライフスタイルはあっても、大切なのが「自分なりの基準を持って行動する」ということです。人それぞれやりたいことが違うように、幸福の形も異なっています。「1つ1つの行動を意識して丁寧に過ごすことで、自分の思う心地良い暮らしに近づけるはず。ぜひ、自分なりの思いを持って、毎日の行動を少しずつ変えていってください」と、安藤さんは教えてくれました。

(文/近藤彩音)