小学校入学から始まる「PTA活動」は子育てのハードルの1つでしょう。仕事との両立のしづらさから、「面倒臭そう」「専業主婦ママとの連携が難しそう」「活動の実態が分かりにくい」とネガティブなイメージを持つ人が多いかもしれません。

 PTA活動は考え方次第では楽しく実のあるものにすることも可能です。ポジティブな取り組みのケースを紹介します。

 前野マドカさんは、2人の子どもを小学校に通わせた10年の間に、8年間PTA活動にフル参加。最後は会長を務めて、学校と地域を巻き込んだ改革に取り組んだ結果、日本PTA全国協議会会長賞を受賞しました。前野さんは現在、夫の前野隆司さん(慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授で、幸福学のエキスパート)のラボで幸福学を広める研究員として全国でワークショップや講演会を行うなど、幅広く活動をしています。

 ネガティブ要因を解消し、「自分も周りもハッピー!」なPTA活動へと変えていった前野さんの経験談から、ワーママでも始められる“幸福学的PTA活動”のこつを紹介します。

前野マドカさん。各地で、幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動及びフレームワーク研究・事業展開を行っている。
前野マドカさん。各地で、幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動及びフレームワーク研究・事業展開を行っている。