グループトークで語られた参加者の本音

 さらに会の後半では、職場復帰する際、「時短で戻るか、フルタイムで戻るか」をテーマに、参加者同士のグループトークが行われ、この日一番の盛り上がりとなりました。

会場の参加者に「フルタイムか時短、どちらか」を聞き、それを選んだ理由と心構えを聞きました
会場の参加者に「フルタイムか時短、どちらか」を聞き、それを選んだ理由と心構えを聞きました
会場の参加者に「フルタイムか時短、どちらか」を聞き、それを選んだ理由と心構えを聞きました

 8~10人ほどのグループに分かれて、まずは自己紹介。職種、子どもの月齢、復帰に対する不安な気持ちなどについて、自己紹介を兼ねて語り合います。

 「この子は3人目で、今回は3回目の育休なのだけれど、復帰後の働き方が不安」「上の子と同じ保育園に入れるのか心配で……」「私が育休だからといって、夫が家事育児をしないのが不安」。同じ育休中のママという共通項から話が弾みます。会話から、同じ職種ということが判明して盛り上がるママたちの姿も見られました。

 ある参加者からは、「夫とは年齢差があるため、育児と家事、仕事の両立だけではなく、介護の心配があります。フルタイムでの復帰なので不安しかない」という切実な悩みも飛び出します。また、外資系企業に勤めている参加者は、4月からの復帰を予定していたのに、上司に「1月に復帰しないと、席はない」と告げられたと語り、会場から「えー!?」と驚きの声が上がりました。

 それぞれに抱えている不安や悩みは異なり、働いている企業によっても、希望する働き方を実現できるかどうかは大きく変わってきます。こうしたそれぞれの事情に、参加者たちは真剣に聞き入っていました。