スイッチを押すだけで、体を美しく保ち健康的な生活を送れる湯が出てくる。リンナイは、そんな魔法のような給湯システム「マイクロバブルバスユニット」を開発。秘密はお湯が真っ白になるほど濃厚な泡。ぜひともお風呂で、そのお湯の力を体験してみたい。

湯を白くする極小の泡「ファインバブル」とは!?

お湯はどれも同じ? いえ、そんなことはありません。お湯で、人々がリラックスできる生活を研究し続けてきたリンナイは、とうとうクリームのように濃厚な「白いお湯」を生み出しました。かつてないほど大量の「ファインバブル」を溶け込ませ、驚きの機能を備えたお湯です。

ファインバブルとは、直径100マイクロメートル未満の気泡「マイクロバブル」と、直径1マイクロメートル未満の「ウルトラファインバブル」からなる微細な泡の総称。この2種類の気泡を溶け込ませると、従来のお湯や水が多様な機能を持つようになるのです。

皮脂や毛穴の汚れまで取り除くマイクロバブル

例えば洗浄効果。泡の洗浄効果を長年にわたって研究してきた慶應義塾大学の寺坂宏一教授によると、「マイクロバブルは油汚れなどを落とす効果に優れている」と話します。同時に、より小さな泡であるウルトラファインバブルは「毛穴など極めて小さい隙間にまで入り込めるので、深く隠れた汚れや匂い成分を落とす効果がある」そうです。

このように、サイズと機能の違う2つの泡が含んだお湯は、私たちの生活に様々なメリットを提供してくれます。微細な空気を含むから、湯質がよりまろやかになり、体とともに気持ちも安らぐという好影響を与えます。またウルトラファインバブルは、生物を活性化させる効果も確認されています。

リンナイは、マイクロバブルを1ccあたり3万個、ウルトラファインバブルを1ccあたり242万個含むお湯を作り出せ、入浴に使える給湯器を開発しました。これまで世の中にあった家庭用マイクロバブルバスと比較すると圧倒的な含有量が自慢です。その濃厚さは、息をのむほどの白さが証明しています。

ファインバブルは農業や漁業、工業分野でも力を発揮

実は、この微細な水とお湯はいま、さまざまな業界で活用され始めています。デリケートな空気の泡が細胞に浸透する特徴を利用して野菜や魚などの成長を促進させる技術は多くの養殖・農場で実用化されました。食材の味や質感を高めることに活用されたり、水の抵抗を減らして滑らかになる特性から工業分野で採用されたりしています。そしてリンナイは、その力を私たちの家庭での新たな入浴体験に応用しました。

このファインバブルの特徴を生かし、リンナイは新しい入浴体験を生み出しました