「部下に仕事を任せたいけど、相手の現状が分からなくて判断が難しい」――。部下を持つ立場になると、後輩社員を育てる上でもコミュニケーションは欠かせないもの。でも、忙しいなか、どのようにコミュニケーションを取ればいいの? そこで今回は、共有術をプロジェクトチームと部下育成に役立てている「アクセンチュア」のデジタルコンサルティング本部マネジャー コーネット可奈さんにコツを聞きました。同じチームでプロジェクトを遂行している瀬戸口和子さんと伊藤ちひろさんにも話を聞き、部下から見た上司の姿も追いました。上司と部下、双方向の視点でお役立ち情報をお届けします。

2歳の娘を育てながら管理職として働くコーネット可奈さん(中央)、同じチームで働く入社3年目の伊藤ちひろさん(右)、入社6年目の瀬戸口和子さん(左)

Teamsを活用 TO DOもグラフで「見える化」

 コーネットさんの業務は大きく分けて二つ。一つはクライアントと共に課題解決を図るコンサルティング業務、もう一つはCSRの活動。それぞれ複数のプロジェクトに携わっているため、日々の「報告・連絡・共有」が欠かせません。外資系総合コンサルティング会社で、2歳の娘を育てながら複数のプロジェクトを統括するコーネットさん。多忙を極めるなか、どのようにチームを育成し、短時間で成果を上げているのでしょうか?

 コーネットさんが所属するチームでは、以前はメールを使った連絡が主流でしたが、マイクロソフトの「Teams」というチーム間のコミュニケーションを支援するグループウェアを導入。より効率的な連絡方法を取り入れるべく、早速活用を始めたそう。

 もちろん、「Teams」のように便利なツールを導入すれば業務の効率化が進みそうですが、ただデータを送るだけではメールと大差ありません。新しいデジタルツールを導入する際に大切なのは、「何をしたいのか/何をすべきか」を明確にすること。使用目的を共有することで、デジタルツールが一層力を発揮するというコツを聞きました。

 さらにコーネットさんは、オンライン上でコミュニケーションを取る前にあることを行っていたそう。部下に対して必ず行っていた「欠かせないこと」とは、一体何なのでしょうか? 次ページから、その実践方法をご紹介します。

<次のページからの内容>
● TO DOをグラフ化 進捗状況の「見える化」で時短
● 上司へのレビューポイントは明確に伝えるのがカギ
● プロジェクトが始まる前のヒアリングで部下の人となりを把握
● 部下へのアドバイスは「その場で」「率直に」がポイント
● 「2回目以降のレビューはオンライン」を徹底
● 「報告」だけで終わる会議はNG 議論を生むコツとは
● ミーティングルームの○○で長時間の会議を撃退

次ページから読める内容

  • 上司に確認&相談 資料送付時の部下の工夫は?
  • プロジェクト始動後は対面重視 その効果は?
  • 手取り足取り教えない 部下に「任せる」ことで成長を促す
  • 「一人ひとりに合わせた指示」をストレートに伝える
  • 朝は「自分の業務」 昼は「部下と対面で相談」
  • ムダゼロを実現! アクセンチュア流会議術3つ

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