スーパーで買えない珍しい果物に子どもも大喜び

――子どもたちの反応はいかがですか?

絵里奈さん 息子はまだ1歳半なんですけど、野菜も好き嫌いなく全部食べてくれますね。子どもが苦手なピーマンも苦みが少なかったり、どの野菜も味が濃くて素材本来の甘みがあるので美味しいんじゃないかと思います。

智子さん うちの子たちは果物が好きで、たとえば「せとみ」や「不知火(しらぬい)」といった柑橘系の果物や小玉スイカなど、地元のスーパーでなかなか買えない珍しいフルーツも手に入るので子どもたちも喜んでいますね。フルーツって結構重いので、スーパーで買う時に度々躊躇してしまっていたんです。その点、宅配サービスだと自宅に持ってきてもらえるので気軽に注文できて嬉しいです。

子どもも大好きなトマトケチャップ(写真:麻希子さん)
子どもも大好きなトマトケチャップ(写真:麻希子さん)

麻希子さん すごい、わかります。わが家ではバナナが皆大好物で、毎回リピートしています。「バランゴンババナ」というフィリピン産のバナナなんですが、甘いだけじゃなくてほんのり酸味もあってフルーティなんです。

南美さん うちの子たちはやっぱり“おやつ”に目がないかも(笑)。その時々でラインナップは変わるんですが、ロールケーキやチーズケーキ、モンブランなど冷凍のケーキもあって、おやつに出すと子どもたちのテンションが上がります。国産の小麦粉や卵を使っているから、安心できるというのもポイント高いですね。アイスクリームも生乳そのままの味がして高級感があるんですよ。

鮎子さん 私が小さい時は、子どもが喜ぶような分かりやすいおやつはまだあまり売っていなかった記憶がありますが、最近はお菓子のラインナップが豊富になって選びがいがありますね。うちの子は市販のお菓子を食べ過ぎると肌荒れが出てしまうので、シンプルな材料で作られている生活クラブのお菓子にいつも助けられています。

確固たるポリシーがあるのに押しつけがましくない

――皆さんが生活クラブを長く使い続けている理由とは何でしょうか?

麻希子さん やっぱり、美味しくて安全というのが魅力ですが、何より生活クラブのサステイナブルな考え方が好きなんですよね。生活クラブが発行している『生活と自治』という情報誌が毎月送られてくるのですが、食材が自分たちの手に渡るまでどうやって作られていくのか、生産のプロセスや生産者さんの想いが綴られていてとても勉強になります。それも楽しみの一つになっていますね。

智子さん 天候によって野菜や果物が欠品になることもあるのですが、そういった不便さも私自身は嫌いじゃないです。提携している農家さんからしか仕入れていないからこそ、代用がきかず欠品になるわけなので逆に信頼感が持てますね。生活クラブって理念やポリシーはしっかりしていますが、それを前面に押し出していないところが好きです。売り込もうとしないというか、押しつけがましくないスタンスが心地いいです

絵里奈さん ホント同感です。確固たるポリシーがある分、少しとっつきにくい印象があるかもしれませんが、決してそんなことはないです。消費材の価格も市販のものとさほど変わらないですしね。天候によって欠品になることも、今の便利な世の中からすると少しネガティブに映るかもしれないけど……でも、それってよく考えると自然なことなんじゃないかなって思うんです。生活クラブって生産者さんや消費者たちの思いやりと信頼で成り立っている気がするので、多少不便な事があっても理由があり、納得し使い続けています。こういう、どこかアナログ的な感覚があるのも私は好きです。

南美さん 組合員同士の交流の機会など、横のつながりもあるのもいいですよね。地域の運営委員の方が生活クラブの食材を使った料理教室を開いてくれたり、専門家の先生を呼んで食品添加物に関する勉強会を企画してくれたりするんです。そこで地域の様々な年代の組合員さんと知り合えて、情報交換もできるようになったので続けてきて良かったなと思います。

鮎子さん 生活クラブから広がるご縁ってありますよね。実は私、生活クラブがきっかけで家を購入したんです(一同驚く)。マンション購入の際にオーナーさんの自宅を見学させてもらったら、生活クラブのユーザーだったんです。同じ価値観を持っている方が住んでいる場所なんだなと親近感が湧いて、私はそれが決め手になりました。

 そのご家族は同じマンションの上の階に引っ越したので、度々行き来するように。今では家族同然の付き合いになって、毎週末のように一緒にご飯を食べたり、子ども同士遊んでもらったりしています。「食」に対する考え方や価値観が似ているので、無理のない付き合いができているのが嬉しい。こうして大切なご縁やつながりを得られたことも、私にとっては大きな宝です。

<生活クラブとは?>
生活クラブは、食品添加物や遺伝子組み換え作物、農薬使用をできる限り減らした安全・安心な食材を提供する生協の宅配サービス。消費材は週に1回届けられる。品物と一緒にカタログ、注文書が届き、翌週、消費材が届けられたときに注文書を提出(パソコンやスマホなどインターネットでも注文できる)。その翌週に注文した消費材が届く。

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取材・文/伯耆原良子