はさみと同じくらい必須スキルのMicrosoft Officeがプリインストール

中野 子ども用のパソコンを選ぶときに、データのバックアップができるかどうかもポイントの1つです。

──その点、マイクロソフト社 の「Office Home & Business」がプリインストールされているので、Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどをすぐに使うことができ、クラウドストレージのOneDriveと連動しているのでどこからでもファイルにアクセスすることができます。家族や友達との共有も簡単ですよ。パソコンを通して得られる膨大な情報から、まとめをつくったり、自分なりの表現をするという作業をするのにも、Officeは必要になりますよね。

中野 あらかじめプリインストールされているのがいいですね。Officeは、いまのパソコンのデファクトスタンダード(事実上の標準)ですから。はさみの使い方を練習するようなもので、子どもの頃から使えると非常にいいのではないでしょうか。けがをするかしないかでいったら、はさみの方がよっぽど危険ですからね。私自身もOfficeがないと仕事ができないくらい、毎日のように使っています。

 子どもは思いもよらないことをするので、万が一パソコンが壊れてしまったときも、子どもが作業した作品がデータとしてクラウド上に保存できていれば安心ですね。

──興味のあることについてパソコンで得られた情報や、自分が感じたことなどを自分なりにまとめて表現するという創造性を育むツールとして適しています。家族や友人とクラウド上で成果を共有できるというのも、今の時代に合った経験になりますよね。

「Ideapad 320S」「Ideacentre AIO520」はマイクロソフト社の「Office Home & Business Premium」が、「Ideapad 330」は「Office Home & Business2016」がプリインストール。普段から仕事でOfficeを使っている中野さんはPowerPointをサクサク使いこなしています

「レノボのPCのサポートは“100パーセントジャパンクオリティ”で安心ですね」

──レノボのパソコンは100パーセント国内サポートで、長年のノウハウを持つNECパーソナルコンピュータが運営しています。パソコンの使い方がわからないときや、万が一修理が必要になったときも、電話やチャットで問い合わせや依頼をすることができるんですよ。

中野 従来のイメージとは違いますね。安心感があります。レノボは、価格帯が比較的手を出しやすいので、子どもの初めてのパソコンにちょうどいいと思います。

「PCのどこが危険で、どう役に立つのかを見極めるところから始めたらいいと思います」

中野 親世代は、パソコンが自分の人生の途中から出てきたものなので、子どもに与えていいのかという躊躇が多くの人に見られると思うんです。でも、子どもに本を与えるのを躊躇するかというと、早く与えますよね。赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせをしている。絵本や知育玩具を与えるのに、パソコンを与えないのはどうしてなのか、と私は不思議に思います。どんな違いがあるのかを説明することは私にはできません。

 不適切なサイトを見るのではないか、勉強をしなくなるのではないか、と不安に思うかもしれませんが、何がどう危険で、何がどう役に立つのかをまず見極めるところから始めたらいいと思います。

 例えば、閲覧するサイトを制限することもできるし、少なくても履歴がわかるようにしておくといいかもしれません。完全に“地下化”させてしまうよりは、「お父さん、お母さんは知っているよ」という風に暗に伝えておいた方が抑止力になると思います。

 あと、いざ子どもにパソコンを買い与えたら、簡単なゲームやアプリを作らせるといいですね。

 そのとき、子どもが作ったものに対して、親は「何これ?こんなものを作るんじゃなくて、勉強しなさい!」というのではなく、「お父さん、お母さんにはこういうのは作れないわ、すごいね」といってあげられるかどうかが勝負です。

 実は「ネガティブフィードバックを与えると、学習をしなくなる」という研究結果があるんですよ。T字の迷路があるときに、右にエサを置いて右が正解だということを学習させるときに、左に行ったらダメだということを教えるために罰を与えると、そもそも迷路に入っていかなくなります。

 つまり、間違えたことをダメと叱ると、叱られたことをやらなくなるのではなく、課題そのものを避けるようになるので、勉強をしなくなります。

 ですから、親子で一緒にパソコンについて学習しながら、楽しめるといいと思いますね。

■中野信子さんプロフィール
脳科学者。東日本国際大学教授。1975年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。医学博士。2008年から2010年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。著書に『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』(幻冬舎新書)『脳はどこまでコントロールできるか?』(ベスト新書)『サイコパス』(文春新書)『科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版)ほか。脳や心理学をテーマに研究や執筆活動を精力的に行っている。

(取材・文/平野友紀子 撮影/木村 輝)

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