きっかけは友達。小学校2年生でパソコンの面白さを知る

―― そもそもパソコンと出会われたのはいつ頃ですか?

河端 パソコンを使うようになったのは、小学校2年生の頃。当時、カードゲームにはまっていて、小学校の友達とよく遊んでいました。そのとき、ある友達がものすごく強かったんです。その子の家に遊びに行ったら、パソコンを使ってインターネットでカードゲームの攻略法をめちゃくちゃ調べていたんです。ゲームに勝つために、自分もパソコンで調べたい、と思いました。

 父親がエンジニアだったこともあり、仕事の関係上、自宅にはWindows 95のパソコンがありました。そこで、自分でパソコンを使ってインターネットで好きなゲームについて調べるようになったんです。それが面白くて、パソコンに熱中しました。特段両親にパソコンを使っていいかと許可を得たわけではなかったのですが、とくに何も言われませんでした。

小学校中学年でホームページ制作やプログラミング開始

── 子どもの頃はパソコンで何をしていましたか?

河端 自分が好きなカードゲームに関するホームページをよく見ているうちに、自分も同じようなホームページを作りたいと思うようになりました。たまたま自分でホームページを作ったことがある友達がいたので、まずはどうすればいいのか教えてもらいました。

 それから、無料で簡単にホームページを作ることができるサービスを利用して、自分のホームページをHTMLで作りました。インターネット上でフォーマットを探し、HTMLのタグ辞典を参考にしながら自分で色や数値などを変え、見よう見まねで作りました。自然と自分で調べて解決する力がつきましたね。小学校3年生の頃だと思います。

 当時のホームページでは「相互リンクをお願いします」とみんな記していたんです。純粋になぜなのかな、と疑問に思い調べたら、SEO対策のためで、外部リンクが多いほどいいウェブサイトだと評価され、検索結果で上位になることがわかりました。

 本当にそうなのか、自分で確かめてみようと思い、ハンドルネームを変えて、コピー&ペーストでホームページを量産し、相互リンクをしたら、はじめに作った自分のホームページが検索結果の上位になったんです(笑)。

 すると、アクセス数が一気に伸び、掲示板に書き込む人も増えました。アクセスカウンターやアクセス解析ツールを見て、たくさんの人が自分のホームページに訪れてくれていることがわかり、うれしかったですね。

 小学校4年生の頃には、本格的にプログラミングをはじめました。作ったインターネットボットなどをホームページで公開するなど、自分で作ったものを他の人に見せるのが楽しかったです。それからパソコンにどっぷりと浸かり、パソコンは生活の一部になったような感覚でしたね。

「初めてパソコンを使うようになったのは、小学校2年生の頃」と振り返る河端さん。父親がエンジニアだったこともあり、自宅にパソコンが置いてあったのだとか
「初めてパソコンを使うようになったのは、小学校2年生の頃」と振り返る河端さん。父親がエンジニアだったこともあり、自宅にパソコンが置いてあったのだとか

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