【PART-2】 勝間和代さん ×「Optune」ブランドマネージャー 川崎道文

IoT・定額制・パーソナライゼーションで人生は彩られる

 最新ガジェットへの好奇心がやまない勝間和代さんが、資生堂が7月1日に発表した斬新なスキンケアサービス「Optune」を体験した。IoTを活用し、「その日の自分の肌状態のため」のスキンケアが朝晩、専用マシンから提供されるという。

 仕事と子育ての両立などで日々の美肌づくりにまで手が回らない――こんな女性のニーズを掘り下げたという「Optune」は、勝間さんが今まさに注視する「IoT」「定額制(サブスクリプション)」「パーソナライゼーション」機能をすべて備えている。誕生の背景と使い勝手について、勝間さんと開発リーダーでもある川崎道文ブランドマネージャーとの対談が実現した。

パーソナライズスキンケアブランド「Optune(オプチューン)」とは?
 申込時の肌情報に合わせ5種のスキンケアカートリッジと専用IoTマシンが自宅に届く。毎日、専用アプリで肌を撮影し肌状態を測定。アプリで測定する睡眠情報、自動取得される温湿度などの環境データ、生理周期・気分などをもとに8万を超えるパターンから、今の肌に合うお手入れを導き出し、マシンに手を差し入れるだけで必要なスキンケアが提供される。資生堂初の定額サービス(月1万円+税)


化粧品メーカーがサブスクリプションに打って出る勇気

勝間さん(以下敬称略) iPhoneアプリからマシンに肌情報が日々送られる。面白いガジェットです。

川崎 資生堂の研究者たちがカメラ画像による肌状態測定の機能を追及してきまして、それが「Optune」に搭載されています。各メーカーが店頭で肌を測定する機器と同様の機能です。

勝間 資生堂がサブスクリプション(定額制。以下サブスク)を開始したことが一番の驚きです。サブスクが時代を席捲すると読んでいますが、提供側にとってはリスクが高い。中身に満足しないと皆すぐにサービス利用を止めてしまいます。つどつど販売する商品以上にごまかしがきかない。相当、自信がおありなのだなと思っています。

川崎 スキンケアですから長くお付き合いさせていただきたいという考えからサブスクという選択をしました。自信の背景に資生堂の技術の蓄積はもちろんあります。そしてもう1つは2018年3月にβ版を先行販売した際の反響の大きさと、そこで実際にユーザーの方からいただいた多くの声を分析・反映しバージョンアップが図れた点です。