200円から“ちょい預け”ができる収納サービス

 2つめは、寺田倉庫の「minikura」。専用の段ボールにモノを詰めて送ると、毎月定額で保管してくれるというサービスです。

 子どもが生まれるとモノが増え、収納に困るというのはよく聞く話です。赤ちゃん時代の思い出のモノ、下の子のためにとっておきたいモノなどなど、「今は使わないけれど捨てられない」モノは増える一方。それらを段ボール1箱分、月額250円で預かってもらえます。しかも、倉庫会社が運営しているので保管状態も期待できます。「とりあえず実家に送ったものの、しばらくして開けてみたらカビが生えていた!」という心配もなさそうです。

 今回は、預けた品物を1点ずつ撮影し、その画像をクラウド上のマイページから確認して管理できるサービス付きの『minikuraMONO』(月額保管料250円)を利用しました。

 ホームページから申し込み後、専用の段ボールが送られてきます。送料は無料、段ボール代が250円です。

 30アイテム、20㎏まで入れられます。筆者は、来シーズンまで着ないダウンと、着られなくなったけれど捨てられない洋服、子どもが小さかったころにお気に入りだったおもちゃやぬいぐるみ、最近、めっきり出番のなくなった結婚式用の小物を入れました。

 詰め終わったら宅急便で送ります。マイページから集荷の指定も可能。送料は無料です。

 送った荷物は1点ずつ撮影してくれ、マイページにアップされました。「あれ、何を入れたっけ?」という場合も、ここをチェックすればOK。このページから「ヤフオク!」に出品することも可能です。

 取り出しも1点からできます。筆者は結婚式用のバッグを友人に貸すことになり、取り出すことにしました。

指定した品が送られてきました(送料800円)
指定した品が送られてきました(送料800円)

 もちろん、送ったものすべてを取り出すこともできます。保管期間16カ月未満の場合は送料として850円がかかりますが、それ以降は無料です。

 モノの整理には、時間と手間がかかるうえ、“捨てる”“とっておきたい”といった葛藤があるもの。そんなときでも、250円から保管してもらえるのなら気軽に利用できます。悩んでいる時間や気力を使うくらいなら、とりあえず預けてみるというのも一つの方法かもしれません。筆者の場合、画面上で客観的に見直すことで、「これはいらないな」と捨てる決心のついたモノもありました。