学校再開で元気に登校する子どもたち。しかし、一方では「休校のつけが回ってきて授業についていけなくなったらどうしよう」「学校から再び感染が広がる可能性は本当にない?」など、親の不安は尽きません。そこで、都内在住のママたちに、今感じているさまざまな不安について聞いてみました。

【座談会参加者プロフィール】

●Sさん(目黒区在住) 小5男子と小1女子のママ。ステイホームが続く中でも、子ども同士の交流機会を増やす方法を模索。

●Fさん(台東区在住) 中3女子、小5女子、小2男子のママ。在宅勤務と子どもの勉強との両立に悩み中。

●Kさん(目黒区在住) 小6男子のママ。地域や学校、家庭によって生まれる教育格差が気になっている。

学校は再開するも、拭えない親たちの不安

オンラインでの座談会を実施
オンラインでの座談会を実施

――6月に入り学校が再開しました。現在は、どのような状況ですか?

Kさん 目黒区の小学校に通う小6の息子がいるのですが、1日に登校が再開してから、しばらく分散登校が続いています。19日から通常登校になる予定ですが、学校では実際のところ、どのくらいソーシャルディスタンスがとれるのか心配です。また、学校給食がどのように提供されるのかも気になるところですよね。

Fさん わが家の子どもたち3人も、1日から分散登校が始まりました。ただ、私はそこまで心配していなくて……というのも、小2と小5の子どもが通う小学校は、生徒数に対して教室が広くソーシャルディスタンスが十分保てているからです。むしろ、ステイホーム中には友達との交流がなく、子どもたちのストレスが日に日に溜まっていたので、学校再開はありがたいです。

Sさん うちの子も1日から分散登校が始まりましたが、小1の妹にはぜんそくの持病があり、日中もよくせきをしているんですね。そのため、クラスメートにどう思われるのか気になっています。今のところ、特に何かを言われるといったことはないみたいですが、せきがおさまるまでは、登校させていいものか迷いましたね。

――休校中の3カ月間は、自分の仕事や子どもの勉強のフォローなどをどうしていましたか?