日経DUALでは4月21日、読者・編集部ミーティング「コロナで休園・休校 共働き親の思い、悩み、工夫を語り合おう」を開催しました。外出自粛が続くなかオンラインでの開催となり、約20人が参加しました。背後からは時折子どもたちの声が聞こえてくるなど和やかな雰囲気でミーティングはスタート。途中からは保育園・小学生のチームに分かれて、在宅勤務の実態やその悩み、子どもとの過ごし方などについて話し合いました。

1日の時間割を子どもと一緒に実践

 会は片野編集長の挨拶で始まりました。「編集部員は全員が子育て中ということもあり、以前からリモートワークを取り入れてきましたが、全員が同時にというのは初めてのことです。子どもを見ながらの在宅勤務は、本当に大変ですね。私も子どもと一緒のテーブルで仕事道具にコップの水がかかりそうになり大慌てなど、わちゃわちゃしています。今日は皆さんの心の内を語り合っていただき、シェアする場にしたいと思います」

 次に、在宅勤務中の過ごし方の工夫について、編集部員によるトークがありました。2歳と6歳の子どもを見ながら在宅ワーク中の久保田記者は、夫とのスケジュール共有について話しました。

 「スケッチブックにそれぞれの1日の予定を書き込み、いつでも見られるようにしています。アプリを立ち上げるのが面倒なので、アナログな方法を採用しました(笑)。この『予定表』に従い、シフト制で子どもの面倒を見ています。お互いに『自分のほうが忙しい』と思ってイライラしがちだったのですが、予定を見える化して共有したことで、ストレスが減ったと思います」

 子どもを見ながらの在宅勤務では、親も子もストレスがたまりがちです。蓬莱記者は、7歳と4歳の子どもとの接し方について話しました。

 「子どもたちが協力してくれていることを前提に、『静かにしなさい!』ではなく、『静かにしていてくれてありがとう』と、ポジティブな言葉掛けを意識しています。また、1日の時間割を決め、子どもたちだけではなく、私も守るように心掛けています。子どもたちの時間も尊重し、例えば、12時から1時間は昼食を取りながら子どもたちと遊ぶ、18時になったら一旦仕事を切り上げて外で一緒に体を動かす、などと工夫しています」

 羽田記者は、12歳と10歳の子どもの運動不足を解消するために、自宅で実践している運動方法を紹介しました。「通販でステッパーを購入し、家族全員で使っています。意外と子どもたちに好評だったのが、折りたたみ式の『フラフープ』。楽しみながら体幹のトレーニングができますし、子どもたちは小学校の放課後にやったことがあったようで、親よりも上手です(笑)」

在宅勤務の課題などについて話し合った。画像はイメージ
在宅勤務の課題などについて話し合った。画像はイメージ