年明けくらいから耳にするようになる「小1の壁」という言葉。新1年生のママだったら、この言葉を聞くだけで身構えてしまいますよね。

 「小1の壁」にはいくつかの意味があります。一つは保育園という強力なサポートがなくなり、小学校に上がった途端、母親が育児と仕事の板挟みになってしまうこと。そしてもう一つは、子どものメンタル面での“壁”です。今回は、中学生と今年小学1年生になるお子さん2人を持つ、ママ編集者の中田ぷうさんに、子どものメンタル面での「小1の壁」の乗り越え方を教えていただきました!

大丈夫! 壁はみんな乗り越えられる

 今年の春、8年ぶりに下の子が小学校に入学します。そのため、8年前、上の子がどんな様子だったか、当時私は母親として何をしていたのかを必死に思い出しました。

 ママたちを脅かすこの「小1の壁」という言葉(ここでは子どものメンタル面での壁を指します)。個人的には、すごくキライです(笑)。だって、せっかくの楽しい小学校生活の幕開けを、この言葉で台無しにしてしまう気がするからです。

 それに、それほど恐ろしい事態は待っていません。事実、今まで周りで「うちは壁にぶつかって、親子ともども挫折しました……!」なんて人、見たことないですもの。

 子どもは順応性が高いから、必ずや学校に溶け込みます。うちの「無愛想大魔王」であり、学区違いで保育園からの同性のお友達が小学校に1人もいなかった上の子ですら、あれよあれよという間に何となく仲良しができ、放課後遊んだりするようになりました。

 とはいえ、1年生になったばかりのころは、親だって不安ですよね。いくらここで私が「大丈夫よ~!」と大いばりで言ったところで、何の安心感も得られないでしょう。

 そこで当時の私がやっていた、子どもにとっての壁を壊す小さなアイデアをお伝えできればと思います。